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2024.01.12 WITHSMILE編集部

エアコンの暖房がつかないのはなぜ?原因と対処法を解説

エアコンの暖房がつかないのはなぜ?原因と対処法を解説
エアコンの暖房がつかずにお困りではありませんか。

暖房がつかない際は、まず原因を確認したうえで、適切な対処を行いましょう。原因によっては、自身ですぐに解決できるものもありますが、専門業者への依頼が必要な場合もあります。

本記事では、エアコンの暖房がつかないときに確認するべきことを解説したうえで、よくある原因と、それぞれの対策を紹介していきます。
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エアコンの暖房がつかないときにまず確認したいこと

エアコンの暖房がつかないときには、まず以下の2つを確認してください。
 
  • エラーコードの表示
  • ランプの点滅

どちらも、エアコンの不具合を知らせる表示であるため、取扱説明書やメーカーのホームページを確認すれば、正確な原因と対処法がわかります。
 

エラーコードの表示



エアコンの暖房がつかないときは、まずエラーコードがリモコンに表示されていないかを確認しましょう。使っているエアコンの取扱説明書やメーカーのホームページでは、エラーコードの意味が詳しく載っています

例えば、Panasonicのエアコンで「H11」というエラーコードが表示された場合、通信の不具合を示しており、点検や修理が必要になることがわかります。

下表では、メーカーごとのエラーコードに関する情報サイトをまとめていますので、是非参考にしてください。
 
メーカー名 参考サイト
SHARP エラー表示が出る|エアコン|故障診断ナビ:シャープ
Panasonic エアコン本体のタイマーランプが点滅して、エラー表示「H**/F**」が出たら - エアコン - Panasonic
日立 日立 エアコンエラーコード
DAIKIN ルームエアコンAIチャット|ダイキン工業株式会社
TOSHIBA エラーコード検索|サポート|東芝キヤリア株式会社
富士通 自己診断早見表 : よくあるご質問(エアコン) - 富士通ゼネラル JP
 

ランプの点滅


エアコン本体についているランプの点滅も、不具合を知らせる重要なサインです。

メーカーによって、点滅する場所や色、表示パネルの種類、そしてその点滅が意味する内容は異なります。そのため、お使いのエアコンの取扱説明書を確認することが重要です。

ランプが点滅した際のよくある原因と対処法については、以下のリンクから詳細をご覧ください。

エアコンの運転・タイマーのランプが点滅して暖房がつかないときの対処法>>
 

エアコンの暖房がつかないときの原因と対処法

エラーコードの表示やランプのチェックを行っても、原因がわからず、暖房がつかない状態を解決できないケースもあるかもしれません。

ここでは、暖房がつかないときの原因と対処法を、4つの症状別に解説していきます。
 

冷房もつかない場合

エアコンの暖房も冷房もつかない場合に考えられる原因は、主に以下の3つがあります。
 
  • リモコンの電池切れ
  • フィルターの汚れ
  • 故障・寿命

それぞれについて、詳しく解説していきます。
 

リモコンの電池切れ

リモコンの電池が切れている、もしくは切れかかっていると、エアコンに信号が送られずエアコンが作動しなくなってしまいます。

リモコンの液晶表示が薄くなっている、または暖房以外の操作にも反応しない場合は、電池切れの可能性が高いでしょう。まずは、電池を交換して暖房をつけてみてください。

電池交換後も暖房がつかない場合は、リモコンやエアコン自体の故障が考えられます。エアコン本体には応急運転ボタンがあるため、押してみてエアコンが作動するかどうかを確認してみましょう。


 

フィルターの汚れ



エアコンの内部にあるフィルターが汚れていると、風量が弱まり、暖房が十分に機能していないように感じることがあります

このフィルターの汚れは、冷房の効き具合にも影響します。暖房がつかないと感じたときに冷房に切り替えても、寒い時期には冷房が効いているように感じやすく、暖房のみが動かないと思ってしまうことがあります。

一般的に、フィルターは以下の3ステップで掃除します。
 
  1. エアコンの前面パネルを開け、フィルターを取り出す
  2. フィルターの汚れやほこりを掃除機で吸い取る、または水洗いする
    ※汚れがひどい場合は中性洗剤につけ置きする
  3. フィルターをしっかり乾かしたあと、元の位置に戻し、パネルを閉める

なお、製品によっては詳細な掃除方法が異なる場合があります。正しい掃除の手順は、各エアコンの取扱説明書を確認しましょう。
 

故障・寿命

エアコンが暖房モードで作動しなくなる原因として、部品の故障や経年劣化も考えられます。もし、メーカーや設置業者の保証期間内であれば、無償で修理を行ってもらえる可能性があるため、問い合わせてみましょう

また、エアコンが不具合を繰り返している場合や、使用から10年程度経過している場合は、新しいエアコンへの交換を考えるタイミングかもしれません。最新の製品は省エネ性に優れているため、交換を行うことで長期的な節約につながることもあります。エアコンの買い替えをご検討中の方は、鈴与商事の無料見積もりをしてみてはいかがでしょうか。
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点滅している場合

エアコンによっては、不具合をランプの点滅でお知らせしてくれる製品もあります。点滅しているときに考えられるのは、以下の4つのケースです。
 
  • 霜取り運転中
  • 予熱運転
  • フィルターの汚れ
  • 故障・寿命

フィルターの汚れや故障・寿命に関しては前述しましたので、ここでは霜取り運転と予熱運転について解説します。
 

霜取り運転中

エアコンには霜を溶かす機能が組み込まれており、この機能が作動していると、暖房が一時的に停止する仕組みになっています。運転中に急に暖房が止まった場合や、「プシュー」「ポコポコ」といった音が聞こえる場合、エアコン本体の運転ランプが点滅している場合は、霜取り運転中である可能性が高いでしょう。



霜取り運転は故障ではなく、暖房効率の低下を防ぐ重要な機能です。霜取り運転中は暖房が停止しますが、これも正常な動作です。運転が終わるまで待ちましょう。霜取り運転にかかる時間は、機器の種類や気温などによって異なりますが、基本的には数分から数十分程度で完了します。
 

予熱運転

エアコンの暖房モードでは、暖かい風が準備できるまで、風が出ないように設計されています。予熱運転は、通常、数分から10分程度で終了しますので、完了を待ちましょう

なお、予熱運転の途中で運転を停止し、再度スタートさせようとすると、予熱運転が数分間中断されることがあります。暖房を使えるまでの時間が延びてしまうため、予熱運転中は停止ボタンを押さずに待ってください。

予熱運転をしているかどうかは、運転ランプや予熱ランプの点滅で判断できることが多いです。ただし、表示形式は製品やメーカーによって異なるため、具体的な確認方法については取扱説明書を参照してください。
 

暖房だけが付かない場合

エアコンの暖房だけが付かない場合には、以下の2つが考えられます。
 
  • 外気温がかなり低くなっている
  • 四方弁の故障

それぞれについて、詳しく解説します。
 

外気温がかなり低くなっている

エアコンには使用可能な外気温範囲が設定されており、その範囲を超える低温や高温の環境では、製品を保護するために運転が制限されることがあります。この場合は、外気温が設定範囲内に戻るのを待つか、より広範囲の気温に対応できる寒冷地仕様のエアコンに交換する方法があります
 
製品によって設定されている使用可能な外気温範囲は異なるため、お使いのエアコンの取扱説明書を確認しましょう。説明書には外気温範囲が記載されているため、どのような気温条件で最適に動作するかがわかります。
 

四方弁の故障

四方弁とは、エアコンの冷房と暖房の切り替えを行う重要な部品です。最後にエアコンを使用したときに冷房モードで、その後四方弁が故障してしまうと、暖房などの他モードへの切り替えができなくなり、結果的に冷房モードのまま運転され続けることになります。

これが原因で、「冷房は動くのに暖房がつかない」という状況が起こる可能性があります。四方弁の故障は個人での対処が難しいため、専門の業者に修理を依頼しましょう
 

その他考えられる原因|リモコンの設定ミス

上記で挙げた症状が該当しない場合、もしかするとリモコンの設定が間違っている可能性があります。リモコンの設定を確認してみましょう。具体的には、以下の点に注意してください。

【確認したいリモコンの設定】
  • 除湿モード、冷房、エコモードなど、暖房以外の機能になっていないか
  • 温度が低くないか
  • 風量は弱くないか
  • 風向きが真上になっていないか

また、リモコンの表示が暖房になっていても、信号が正確にエアコンに送られていないこともあります。リモコンは赤外線を使用してエアコンを操作するため、エアコン本体に向けてリモコンを操作しなければ反応しません。エアコン本体に向けて、もう一度リモコンで操作をしてみましょう。
 

エアコンの暖房がつかない原因と対処法|まとめ

この記事では、エアコンの暖房機能が働かない場合の、原因と対処法を解説しました。暖房が効かない問題は、快適な室内環境を守るうえで重要です。原因は、フィルターの汚れや設定の誤り、外部の温度変化、機械的な故障など多岐にわたります。自分でできる対処法として、フィルターの掃除などがあります。

霜取運転や予熱運転が原因ならば特に対策する必要はなく、リモコンの電池切れやフィルターの汚れは自身で対処することが可能です。故障している場合は専門家への依頼を検討しましょう。

また、故障を繰り返しているケースや、10年以上利用しているケースでは、エアコンの買い替えも選択肢に入ります。鈴与商事では、お買い得なエアコンセールを行っています。見積もり依頼にも無料で対応していますので、ぜひ鈴与商事にご相談ください。
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