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2023.10.20 WITHSMILE編集部

ガス衣類乾燥機を導入するデメリット6つ・メリット8つ

ガス衣類乾燥機を導入するデメリット6つ・メリット8つ
ガス衣類乾燥機は導入に20万円程度かかるため、導入を検討するにあたって「本当に我が家に必要なのか」「コストに見合ったメリットがあるのか」といった悩みを抱える方も多いでしょう。
 
ガス衣類乾燥機は、家事の時短になるなどさまざまなメリットがある一方で、いくつかのデメリットもあります。購入後に後悔しないよう、両方をきちんと理解しておきましょう。
 
本記事ではガス衣類乾燥機(乾太くん)を導入するデメリットとメリットを、それぞれ解説します。設置を検討している方に役立つ情報が盛りだくさんなので、ぜひ最後までお読みください。
 

ガス衣類乾燥機のデメリット

ガス衣類乾燥機を設置すると、以下のようなデメリットが生じます。
  • 導入費用がかかる
  • 基本的に工事が必要
  • 圧迫感を感じる可能性がある
  • 衣類によっては縮んでしまう
  • メンテナンスが必要
  • 住まいや環境によっては設置できない

それぞれ詳しくチェックしていきましょう。
 

導入費用がかかる

冒頭でもお伝えしたように、ガス衣類乾燥機の導入には20万円程度かかります。決して安い買い物ではないことをきちんと理解しておきましょう。
 
費用の内訳としては、「本体・専用台・施工費」の3つです。乾燥機のグレードや大きさ、設置場所の状態などによっては、費用が上乗せになることもあります。
 
ただし、ガス衣類乾燥機は電気式衣類乾燥機と比べて導入費用こそ高額なものの、ランニングコストは抑えられるため、結果的に経済的となることがほとんどです。
 
設置費用についてさらに詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてみてください。
 
 

基本的に工事が必要

ガス衣類乾燥機を設置するためには、湿った空気を外に排出する為の排出管の設置(基本的には壁に排出口となる穴あけ工事が発生)が必要となります。するための排出管を取り付けなければなりません。取付け作業は資格保持者のみが可能であるため、専門業者に依頼することになります。
 
もしガス栓や近くにコンセントがない家であれば、増設工事も必要です。増設工事をする場合、その分の費用がかさみ、工期も延びてしまいます。
 
ただし、場合によっては外に設置したり、窓パネルを利用したりすることで、壁に穴を開けることなく設置することも可能です。費用を抑えられるかもしれませんので、一度業者に相談してみると良いでしょう。
 
外での設置
 
窓パネルの使用
 

圧迫感を感じる可能性がある

ガス衣類乾燥機は、衣類の取りやすさを考慮し、専用台を使用して洗濯機の上に設置することがほとんどです。
 
乾燥容量3kg以外は、幅・高さ・奥行きともに約65cm~68cmで、一般的な洗濯機よりも少し大きめに感じるサイズになっています。そのため、場合によっては空間の狭さを感じてしまうかもしれません。
 
ガス衣類乾燥機乾太くんのサイズは以下の表を参考にしてください。
 
タイプ 乾燥容量 サイズ
デラックスタイプ 6kg (横幅)65.3㎝
(高さ)67.1㎝
(奥行)59.4㎝
9kg (横幅)65.3㎝
(高さ)67.1㎝
(奥行)67.4㎝
スタンダードタイプ 3kg (横幅)55.0㎝
(高さ)60.9㎝
(奥行)50.6㎝
5kg (横幅)65.0㎝
(高さ)68.4㎝
(奥行)56.1㎝
8kg (横幅)65.0㎝
(高さ)68.4㎝
(奥行)64.1㎝
 
設置後に「意外と圧迫感がある」と感じる事態を避けるためには、上記のサイズを参考に、その場所に設置した状態をイメージしておきましょう。
 

衣類によっては縮んでしまう

ガス衣類乾燥機は80℃の熱風で乾燥させるため、衣類によっては縮んでしまう可能性があります。特に、シルクやレーヨンなど熱に弱い素材を扱う際は要注意です。
 
乾太くんには熱量を抑えるデリケートコースも用意されていますが、すべての衣類に対応できるわけではありません。心配な方は、洗濯前に衣類のタグを確認しておくと安心です。
 
乾燥がNGな衣類は、クリーニングに出すか天日干しで対処するようにしましょう。
 

メンテナンスが必要

ガス衣類乾燥機は糸くずやほこりが溜まりやすいため、フィルターのお手入れが欠かせません。汚れが詰まった状態で使用すると、乾燥に時間がかかり、ガス代や電気代が余計にかかってしまいます。
 
また、今まで外干しで対応していた場合は、お手入れ作業が増えるため手間と感じることもあるでしょう。ただし、メンテナンスは月1回程度で十分です。
 
デラックスタイプの場合はフィルターが取りやすい位置に設計されているため、乾燥機から衣類を取り出すついでにお手入れすれば手間を省けます。
 
毎回干す作業がなくなることを考えると、月1回のメンテナンスのほうが家事の負担軽減につながるでしょう。
 

住まいや環境によっては設置できない

マンションの場合、ガス衣類乾燥機は基本的に設置できません。
 
なぜなら、ガス衣類乾燥機の設置には壁に穴を開ける工事が必要であるからです。壁を傷つけることは、ほぼすべての賃貸住宅で禁止されています。
 
なお、穴を開けないベランダへの設置や、窓パネルの設置も不可能なケースが多くなっています。ベランダは共有部分にあたり、避難経路に指定されていることがほとんどだからです。また、窓パネルの場合でも、どこからガスを引き込むのかという問題が生じてしまいます。
 
いずれも、設置したい場合は大家さんや管理組合への許可が必要なため、難易度は高いと言えるでしょう。
 
また、戸建ての場合でも、設置するには設置場所の条件や防火上必要な離隔距離が決まっています。そのため、それらの設置場所やスペースを確保できない場合は設置できません。
 
 

ガス衣類乾燥機のメリット

 
上記ではデメリットについて紹介しましたが、もちろんメリットもたくさんあります。代表的なものは以下の8つです。
 
  • 家事の時短になる
  • 天候を気にする必要が無い
  • ほかの乾燥機器と比べてランニングコストが安い
  • 花粉対策になる
  • ウイルスを除去してくれる
  • ふわふわな仕上がりになる
  • ペットの毛が取れる
  • なかなか洗えない衣類の気になるニオイを消臭できる
 
それぞれ見ていきましょう。
 

家事の時短になる

ガス衣類乾燥機の大きなメリットは、家事の負担が減るという点です。
ガス衣類乾燥機の乾燥時間は電気乾燥機よりもおよそ2時間短く、5kgの洗濯物を約50分で乾燥できます。
 
 
また、干す・取り込むといった工程が不要なため、それらにかけていた時間や労力を節約することができます。
 
できるだけ家事に時間をかけたくない方や、共働きの方にとっては大きなメリットです。
 

天候を気にする必要が無い

ガス衣類乾燥機があれば、天候を気にすることなく洗濯機を回せます。
 
悪天候が続いた際に洗濯物を干すことができず、汚れた衣類が溜まってしまい困った経験のある方は多いでしょう。とくに家族が多い場合、1日洗濯ができないだけで、たくさんの洗濯物が溜まってしまいます。汚れた洗濯物が溜まると、雑菌の繁殖や嫌なニオイの原因にもなります。
 
ガス衣類乾燥機があれば、雨でも雪でも台風でも、どんなに天候が悪くても気にすることなく洗濯をすることができます。
 
また、ガス衣類乾燥機は高温で乾燥させる仕組みになっているため、天日干しでは取り除けないニオイを除去できます。繊維の奥まで乾かしてくれるので、梅雨や冬の時期にありがちな生乾き臭を感じることはほとんどありません。
 

ほかの乾燥機器と比べてランニングコストが安い

ガス衣類乾燥機のランニングコストは、他の乾燥機器よりも安い傾向にあります。
 
電気式衣類乾燥機のランニングコストは電気会社や機種によって異なるため、正確なランニングコストを一概に言うことはできません。しかし、乾燥時間はガス衣類乾燥機のほうが約2時間ほど短いため、そのぶんガス衣類乾燥機のほうが安く済むでしょう。
 
また、コインランドリーの乾燥機と比較しても、ガス衣類乾燥機を使用したほうが1回あたりのコストが安くなります。5kgの場合だと約5分の1に抑えられるため、かなりコスパが良いといえるでしょう。
 
区分 1回あたりのコスト
ガス衣類乾燥機※ 5kg:63円
8kg:102円
コインランドリー 約300円~500円
※リンナイ(株)調べ。ガス+電気料金の合計額
 

花粉対策になる

ガス衣類乾燥機を使えば外干しすることがないため、衣服に花粉が付着することを防げます。花粉対策はもちろん、外出によって付着した花粉のアレルギー物質も除去可能です。
 
また、花粉ケアコースを選択すれば、衣類に付いた花粉を取り除くこともできます。花粉症の方がいる家庭には非常に役立つ機能でしょう。
 
洗濯物を取り込んだあとに花粉を取り払う作業がいらないのも便利です。手間がかからないので他の家事に時間を充てられます。
 

菌やウイルスを除去してくれる

ガス衣類乾燥機は、モラクセラ菌とエンベロープウイルスを、それぞれ99.9%カットしてくれます。
 
モラクセラ菌は、生乾き臭を発生させる菌の一種です。洗い残ったタンパク質が原因で繁殖しますが、65℃の熱に10分以上さらすことで除去できます。ガス衣類乾燥機は高温で一気に乾燥させるため、モラクセラ菌の抑制につながります。
 
エンベロープウイルスは、インフルエンザなどに分類されるウイルスです。名古屋市立大学が行った試験では、ガス衣類乾燥機はエンベロープを壊すことが実証されています。
 

ふわふわな仕上がりになる

ガス衣類乾燥機で乾燥させた衣類は、天日干しや電気式衣類乾燥機よりも、ふわふわな仕上がりになるのが特徴です。
 
ガス衣類乾燥機では強力な温風で繊維の根元から立ち上げるため、まるで新品のような触り心地になります。
 
以下の写真からもわかるとおり、天日干しや電気式衣類乾燥機と比較して、ふんわり仕上がっています。やわらかい肌触りになるので、小さなお子様や敏感肌の方がいる家庭でも安心です。
 
 
繊維がへたりにくく長持ちするので、購入頻度を減らすことにもつながります。
 

ペットの毛が取れる

ガス衣類乾燥機では、衣類についたペットの毛も取ることができます。
 
とくに換毛期は、取っても取っても毛が付いてしまうため大変に感じている方も多いでしょう。
 
手軽に毛を取り除けるのは、ペットのいるご家庭にとって嬉しい機能です。
 
 

なかなか洗えない衣類の気になるニオイを消臭できる

ガス衣類乾燥機のクリーンコースは、スーツや靴といったなかなか洗えない衣類を消臭するのに役立ちます。
 
スーツは汗や飲食店、タバコのニオイなど、知らず知らずのうちにさまざまなニオイを吸い取っています。着用毎に洗濯やクリーニングに出すことは少ないため、ニオイはどんどん蓄積され、いつの間にか嫌なニオイが漂ってしまうことは多いはずです。
 
そのような気になるニオイも、乾燥機に入れるだけで簡単に消臭を行えるため、手間も無く簡単にキレイを保てます。
 

ガス衣類乾燥機のメリットを最大限に感じられる人とは

上記のようにメリットとデメリットを紹介してきましたが、まだ導入にお悩みの方もいるでしょう。
 
そこで、ガス衣類乾燥機の導入によってメリットを最大限に感じられる家庭の特徴を紹介します。
 
以下に当てはまるようであれば、ガス衣類乾燥機の導入がおすすめです。
 
  • 共働きのご家庭
  • 家族が多いご家庭
  • 花粉症、敏感肌、赤ちゃん、小さいお子様がいるご家庭
  • ペットの毛に困っているご家庭
  • ランニングコストを抑えたいご家庭
  • 雨の多い地域にお住まいのご家庭
 
 

ガス乾燥のメリット・デメリットまとめ

ガス衣類乾燥機は導入費用が高い、圧迫感を感じる可能性がある、衣服の種類によっては縮みやすい、といったデメリットがあります。
 
しかし、時短、節約、花粉対策、除菌、触り心地の良さなど、メリットも多く、とくに共働きや大家族のご家庭には役立つ機能がたくさん備わっています。
 
導入費用こそ安くはありませんが、ランニングコストは安価なため、物価の高騰が続くなか少しでも節約したいと考える方にもおすすめです。
 
鈴与商事では乾太くんの無料お試しサービスを行っています。導入しようか悩んでいる方は、実際の使用感を試してみるのはいかがでしょうか。導入に関する疑問や不安なども受け付けていますので、まずは気軽にご相談ください。

 
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