いやーなジメジメとさようなら! 梅雨を快適に過ごす方法
雨ばかりで気分もふさぎがちな梅雨。
でも、ジメジメ対策を施すことで湿気による不快感を極力減らすことができれば、雨の日だって快適に過ごせるはず。
今回は、梅雨の時期を快適に暮らすための対策をご紹介します。
ジメジメレベル1 湿気を逃してカンタン快適
「なんだかムシムシするなあ」。
そんなジメジメレベル1のうちは、一番手軽な湿気対策「換気」をマメに行いましょう。
雨の日以外は窓を開け、部屋じゅうの空気を入れ替えます。
布団には、寝ているうちにかいた汗が含まれているため、寝室は特に湿気がこもりがち。
気分転換にもなりますので、朝目覚めたときに換気をすると良いですね。
また、水を使うキッチンやお風呂場もジメジメスポット。入浴後は換気扇を活用しましょう。
入浴後、3時間を目安に換気扇を回すと、カビ対策に繋がります。
また、キッチンのシンク下扉もときどき開放して中の空気を逃すようにしましょう。
意外と忘れがちなのがクローゼット。
こちらも定期的に扉を開放し、服も「しっかりと」乾いているかチェックをしてからしまうようにしましょう。
ジメジメレベル2 家電で湿気をシャットアウト
「この不快感、換気だけじゃもうどうにもならないわ!」そんなジメジメレベル2に突入したら、エアコンのドライ機能を使うことで、梅雨のいやーなジメジメを取り除くことができます。
エアコンのドライ機能と一口で言っても、実は2種類あるのをご存じでしたか?
弱冷房除湿
湿度を取り除きつつ、部屋の温度も下げる
再熱除湿
湿度を取り除き、部屋の温度は下げない
多くのエアコンは「弱冷房除湿」を採用。
「再熱除湿」あるいは室温を快適に保ったまま除湿する、独自の技術を使ったタイプなどは、高機能エアコンと呼ばれるものに搭載されています。
エアコンを購入の際は、ドライ機能の違いもぜひ比べてみてくださいね。
エアコンにドライ機能が付いていない場合は、導入コストも安価な「除湿器」を活用するのが得策です。除湿器には大別すると3つのタイプがあります。
コンプレッサー式
空気を冷やすことで湿気を水滴にしてから除去
ゼオライト式
湿気を乾燥剤に吸着させ、ヒーターによって除去
ハイブリッド式
コンプレッサー式とゼオライト式の二つの機能を備えたタイプ
コンプレッサー式が夏に向いているのに対し、ゼオライト式は衣類乾燥にも長けているため、冬場も大活躍。動作音はコンプレッサー式より静かですが、消費電力が少々高めという特徴があります。
ハイブリッド式は二つのイイトコどり。しかしその分価格が少々高めです。
ジメジメレベルMAX! 一年中快適なすまいへ
快適さの低下だけでなく体調を崩してしまったり、窓の結露やカビの大量発生といった症状に悩んだりと、もう自分でできる対策だけではどうにもならないジメジメレベルMAXの方は、思い切ってリフォームを検討してみませんか?
中でも比較的安価に施工可能な湿気対策におすすめのリフォームは、以下の通りです。
ペアガラスで結露を抑える
ガラスとガラスのあいだの空気層により、結露を軽減
調湿効果のある壁材を使う
匂いを吸収する効果もあり、ペットのいる家庭にもおすすめ
浴室暖房乾燥機を設置する
部屋干しによる湿気増や匂いを防ぐ
ジメジメレベルによる3つの対策をお届けいたしました。参考になりましたか?
湿気は不快感だけでなく、カビの発生や害虫の繁殖も促します。
本格的な梅雨に入る前に、湿気のこもりやすい箇所をチェックし、早め早めの対策を心がけましょう。