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2025.04.18
給湯器の種類ごとの違い・選ぶときのポイントを紹介
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給湯器の調子が悪くなり交換を検討しているものの、種類が多くてどれを選べば良いのか迷ってしまう方もいるのではないでしょうか。給湯器は毎日使うものだからこそ、最適なものを選びたいものですよね。
この記事では、給湯器の種類の違いや選び方のポイントをわかりやすく解説します。それぞれの特徴を理解し、自分に合った給湯器を選ぶ際の参考にしてください。
給湯器にはさまざまな種類があり、それぞれ特徴やメリット・デメリットが異なります。
代表的な給湯器の種類とその特徴を、下表にまとめました。
どのタイプを選ぶかによって、初期費用やランニングコストが大きく異なります。ご家庭の状況や使用頻度に合ったものを選ぶことが大切です。次項より、一つずつ詳しく解説していきます。
ガス給湯器は、都市ガスやプロパンガスを燃料としてお湯を供給する給湯器です。基本的には瞬間式が採用されており、必要なときにお湯を沸かすことができるため、お湯切れを心配する必要がありません。
また、低コストで導入でき、コンパクトで設置しやすい点がメリットです。
ガス給湯器には、用途に応じた以下のような種類があります。
それぞれの特徴を見ていきましょう。
キッチンや浴室の水栓、シャワーなどで使用するお湯を沸かしますが、自動お湯はりや追いだき機能は搭載されていません。
シンプルな機能な分、導入コストが比較的安く、設置費用の相場は10万~15万円程度となっています。
ボタン一つでお湯をはれるため利便性が高く、とくに家族の入浴時間がバラバラな家庭や、ゆったりと入浴を楽しみたい方におすすめです。
また、必要な機能を一部自動化した「オート」と、すべての動作を自動で行う「フルオート」から選ぶことができます。オートは自動追いだき・保温までが自動で、足し湯は手動となっています。フルオートは足し湯も自動で行われるのに加え、自動配管洗浄機能も搭載されています。
ポンプでお湯を循環させることで、浴室乾燥機やミストサウナ、床暖房などが使用できるため、住宅全体の快適性を向上できます。
ガス給湯器のなかでは価格は高めで、相場は30万円ほどです。寒冷地や住宅全体の暖房設備を充実させたい家庭に適しており、オート・フルオートの選択が可能です。
エコジョーズは、従来のガス給湯器では捨てられていた排気熱を再利用し、少ないガス消費量で効率的にお湯を沸かせる高性能のガス給湯器です。
通常のガス給湯器と比べて給湯効率が高く、ガスの消費量を抑えられるため、ガス代の節約につながります。初期費用はやや高めですが、ガス代を抑えられるため、長期的に見ると経済的です。
また、CO2排出量の削減にもつながるため、環境負荷を抑えつつ家計への負担も軽減したい家庭に適しています。
エコキュートは、ヒートポンプ技術を活用し、空気中の熱を利用してお湯を沸かす電気給湯器です。エネルギー効率が高く、夜間の割安な電力を使ってお湯をつくり、タンクに貯めておくため、省エネ性能に優れています。
ガス給湯器と比較すると設置費用は高めですが、ランニングコストを抑えやすく、長期的なコストメリットが期待できます。
ただし、貯湯タンクが必要なため設置スペースを確保する必要があります。また、一度に大量のお湯を使うとお湯切れを起こすことがあるため注意が必要です。
機種によっては、ガス給湯器よりもシャワーの水圧が低めのものもあるため、水圧の高さを重視する場合は、機種選びの際に水圧の強さもチェックすると良いでしょう。
電気温水器は、電気ヒーターを利用してお湯を沸かすタイプの給湯器です。エコキュートと同様に夜間の安い電気料金を利用する仕組みのため、光熱費を節約しやすいことが特徴です。
ただし、エコキュートのように空気の熱を利用するわけではないため、省エネ性では劣り、ランニングコストも高くなりがちです。一方で、エコキュートよりも導入コストが抑えられるため、初期費用をできるだけ安くしたい場合に適しています。
ハイブリッド給湯器は、空気中の熱を利用するヒートポンプと、ガス高効率給湯器エコジョーズを組み合わせたタイプで、電気とガスを利用してお湯をつくります。
ヒートポンプの高い省エネ性能を活かしつつ、ガスの即湯機能により、お湯切れの心配を軽減することが可能です。
エコキュートやエコジョーズと比較すると初期費用はやや高めですが、電気とガスの利点を兼ね備えており、省エネと利便性の両方を求める家庭に向いています。
石油給湯器は灯油を燃料とする給湯器で、とくに寒冷地で広く使用されています。
灯油はガスよりも安いため、ランニングコストを抑えやすく、さらに火力が強いため、短時間で大量のお湯を供給できるのが特徴です。
ただし、定期的な灯油の補充が必要であり、灯油の価格変動の影響を受けやすいというデメリットがあります。
なお、排熱を再利用する「エコフィール」というモデルは、より環境に配慮しながらランニングコストを抑えることが可能です。
給湯器選びで失敗しないためには、ポイントを押さえておく必要があります。ここでは、給湯器を交換する場合と、新規設置の場合の選び方を解説します。
給湯器を交換する場合、基本的に現在使用しているものと同じ種類を選ぶのが一般的です。
異なる種類に変更すると、配管や電源の調整が必要になり、追加の工事費用がかかる可能性があります。
ただし、長期的な視点で考えると経済的な選択となることもあるため、交換費用だけでなく、光熱費の削減効果も考慮しながら、トータルコストで判断することが重要です。
なお、現在使用している給湯器の種類は、取扱説明書や給湯器本体に記載された型番から確認できます。
例えば、リンナイ製のガス給湯器の場合、以下のように給湯器本体に型番が記載されています。
<リンナイのガス給湯器の場合>
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引用:機器の型番やガスの種類はどこを見ればわかりますか? | Q&A(よくあるお問い合わせ)|リンナイ
新しく給湯器を設置する場合は、各種類のメリット・デメリットを理解し、家庭のライフスタイルや光熱費を考慮しながら選ぶことが大切です。
また、太陽光発電を導入している家庭では、発電した電気を活用できるため、電気式のエコキュートを選ぶことで、さらに光熱費を削減できます。ただし、使いすぎによるお湯切れや、シャワーの水圧が弱い機種が多い点には注意が必要です。
どの種類が良いか迷った場合は、専門業者に相談しながら、家庭に合った給湯器を選ぶことをおすすめします。
給湯器には、ガス給湯器、エコジョーズ、エコキュート、電気温水器、ハイブリッド給湯器、石油給湯器などさまざまな種類があり、それぞれ特徴が異なります。
適切な給湯器を選ぶことで毎日の生活がより快適になり、光熱費の節約にもつながります。この記事を参考に、ご家庭に最適な給湯器を見つけてください。
機種選びで迷った場合は、専門業者に相談すると、自宅の環境やライフスタイルに合った給湯器を提案してもらえます。
鈴与商事では、お客様のライフスタイルやご予算に応じて最適な製品をご提案しています。種類ごとのメリット・デメリットも、お気軽にご質問ください。
地域に根ざした企業として、購入後のアフターサービスも提供しておりますので、お気軽にご相談ください。
この記事では、給湯器の種類の違いや選び方のポイントをわかりやすく解説します。それぞれの特徴を理解し、自分に合った給湯器を選ぶ際の参考にしてください。
ご家庭に適した給湯器選びは
\鈴与にお気軽にご相談を/
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■目次
給湯器の種類
代表的な給湯器の種類とその特徴を、下表にまとめました。
給湯器の種類 | 特徴 |
---|---|
ガス給湯器 | ・都市ガスやプロパンガスを燃料としてお湯をつくる ・必要なときに沸かせるためお湯切れの心配がない ・設置しやすく導入コストが比較的安い |
高効率ガス給湯器 (エコジョーズ) |
・従来のガス給湯器より熱効率が高いタイプ ・導入コストはやや高めだが、ガス代を節約できる |
エコキュート | ・空気中の熱を利用してお湯をつくる電気給湯器 ・ランニングコストを抑えやすい ・タンクの設置スペースが必要 |
電気温水器 | ・電気ヒーターでお湯をつくる ・エコキュートよりランニングコストは高めだが、初期費用を抑えられる |
ハイブリッド給湯器 | ・電気とガスを利用してお湯をつくる ・省エネ性能と利便性を兼ね揃えている |
石油給湯器 | ・灯油を燃料とし、短時間で大量のお湯を供給できる ・灯油を補充する手間がかかる |
どのタイプを選ぶかによって、初期費用やランニングコストが大きく異なります。ご家庭の状況や使用頻度に合ったものを選ぶことが大切です。次項より、一つずつ詳しく解説していきます。
ガス給湯器
また、低コストで導入でき、コンパクトで設置しやすい点がメリットです。
ガス給湯器には、用途に応じた以下のような種類があります。
- 給湯専用
- ふろ給湯器
- 暖房付きふろ給湯器
- 暖房専用
それぞれの特徴を見ていきましょう。
給湯専用
給湯専用のガス給湯器は、お湯を供給する機能に特化したシンプルなタイプです。キッチンや浴室の水栓、シャワーなどで使用するお湯を沸かしますが、自動お湯はりや追いだき機能は搭載されていません。
シンプルな機能な分、導入コストが比較的安く、設置費用の相場は10万~15万円程度となっています。
ふろ給湯器
ふろ給湯器は、給湯機能に加えて、浴槽への自動お湯はりや追いだき機能を備えたタイプです。ボタン一つでお湯をはれるため利便性が高く、とくに家族の入浴時間がバラバラな家庭や、ゆったりと入浴を楽しみたい方におすすめです。
また、必要な機能を一部自動化した「オート」と、すべての動作を自動で行う「フルオート」から選ぶことができます。オートは自動追いだき・保温までが自動で、足し湯は手動となっています。フルオートは足し湯も自動で行われるのに加え、自動配管洗浄機能も搭載されています。
暖房付ふろ給湯器
暖房付きふろ給湯器は、給湯・自動お湯はり・追いだき機能に加え、床暖房や浴室暖房などの温水暖房設備にも対応できるタイプです。ポンプでお湯を循環させることで、浴室乾燥機やミストサウナ、床暖房などが使用できるため、住宅全体の快適性を向上できます。
ガス給湯器のなかでは価格は高めで、相場は30万円ほどです。寒冷地や住宅全体の暖房設備を充実させたい家庭に適しており、オート・フルオートの選択が可能です。
暖房専用
暖房専用のガス給湯器は、給湯機能を持たず、浴室乾燥機や床暖房などの温水暖房のみに対応したタイプです。キッチンや浴室でお湯を使うためには、別途給湯器が必要になり、床暖房を後付けする場合に適しています。エコジョーズ
通常のガス給湯器と比べて給湯効率が高く、ガスの消費量を抑えられるため、ガス代の節約につながります。初期費用はやや高めですが、ガス代を抑えられるため、長期的に見ると経済的です。
また、CO2排出量の削減にもつながるため、環境負荷を抑えつつ家計への負担も軽減したい家庭に適しています。
エコキュート
ガス給湯器と比較すると設置費用は高めですが、ランニングコストを抑えやすく、長期的なコストメリットが期待できます。
ただし、貯湯タンクが必要なため設置スペースを確保する必要があります。また、一度に大量のお湯を使うとお湯切れを起こすことがあるため注意が必要です。
機種によっては、ガス給湯器よりもシャワーの水圧が低めのものもあるため、水圧の高さを重視する場合は、機種選びの際に水圧の強さもチェックすると良いでしょう。
電気温水器
ただし、エコキュートのように空気の熱を利用するわけではないため、省エネ性では劣り、ランニングコストも高くなりがちです。一方で、エコキュートよりも導入コストが抑えられるため、初期費用をできるだけ安くしたい場合に適しています。
ハイブリッド給湯器
ヒートポンプの高い省エネ性能を活かしつつ、ガスの即湯機能により、お湯切れの心配を軽減することが可能です。
エコキュートやエコジョーズと比較すると初期費用はやや高めですが、電気とガスの利点を兼ね備えており、省エネと利便性の両方を求める家庭に向いています。
石油給湯器
灯油はガスよりも安いため、ランニングコストを抑えやすく、さらに火力が強いため、短時間で大量のお湯を供給できるのが特徴です。
ただし、定期的な灯油の補充が必要であり、灯油の価格変動の影響を受けやすいというデメリットがあります。
なお、排熱を再利用する「エコフィール」というモデルは、より環境に配慮しながらランニングコストを抑えることが可能です。
給湯器の種類はどのように選ぶ?
交換なら使っている給湯器と同じ種類を選ぶのが基本
異なる種類に変更すると、配管や電源の調整が必要になり、追加の工事費用がかかる可能性があります。
ただし、長期的な視点で考えると経済的な選択となることもあるため、交換費用だけでなく、光熱費の削減効果も考慮しながら、トータルコストで判断することが重要です。
なお、現在使用している給湯器の種類は、取扱説明書や給湯器本体に記載された型番から確認できます。
例えば、リンナイ製のガス給湯器の場合、以下のように給湯器本体に型番が記載されています。
<リンナイのガス給湯器の場合>
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引用:機器の型番やガスの種類はどこを見ればわかりますか? | Q&A(よくあるお問い合わせ)|リンナイ
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新規設置ならライフスタイルとランニングコストで考える
また、太陽光発電を導入している家庭では、発電した電気を活用できるため、電気式のエコキュートを選ぶことで、さらに光熱費を削減できます。ただし、使いすぎによるお湯切れや、シャワーの水圧が弱い機種が多い点には注意が必要です。
どの種類が良いか迷った場合は、専門業者に相談しながら、家庭に合った給湯器を選ぶことをおすすめします。
まとめ
適切な給湯器を選ぶことで毎日の生活がより快適になり、光熱費の節約にもつながります。この記事を参考に、ご家庭に最適な給湯器を見つけてください。
機種選びで迷った場合は、専門業者に相談すると、自宅の環境やライフスタイルに合った給湯器を提案してもらえます。
鈴与商事では、お客様のライフスタイルやご予算に応じて最適な製品をご提案しています。種類ごとのメリット・デメリットも、お気軽にご質問ください。
地域に根ざした企業として、購入後のアフターサービスも提供しておりますので、お気軽にご相談ください。
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