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2024.10.11
家庭用蓄電池と太陽光の価格相場は?導入費用を抑える方法も紹介
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環境負荷に配慮したエネルギー消費や電気代の高騰、災害への備えなど、さまざまな背景から、家庭で導入できる再生可能エネルギーが関心を集めています。家庭用蓄電池と太陽光発電設備の設置は、電気代の節約や停電時の備えになることが大きなメリットですが、導入にあたって第一のハードルとなるのが初期費用です。本体価格や工事費を不安に感じ、設置へ踏み切れずにいる方も多いでしょう。
本記事では、蓄電池と太陽光発電設備の価格相場を明らかにするとともに、同時導入のメリット、初期費用を抑えるための方法などを解説します。
蓄電池と太陽光発電設備の導入時には、本体価格と工事費が発生します。それぞれの設備の費用相場をふまえて、どの程度の予算を見ておく必要があるのか判断してみましょう。
蓄電池の導入にかかる費用は、蓄電容量によって大きく異なります。蓄電容量別の価格相場は、以下のとおりです。
■家庭用蓄電池の導入費用相場(2023年)
※出典元:「定置用蓄電システム普及拡大検討会の結果とりまとめ│株式会社三菱総合研究所」をもとに算出
蓄電容量が大きくなるほど本体価格も高くなるものの、蓄電容量1kWhあたりの価格で見るとむしろ安くなる傾向にあります。工事費については、蓄電容量による大きな差はありません。
実際の価格は蓄電池のメーカーや機種、設置条件などでも変動するため、上表は一つの目安としてとらえておきましょう。
家庭用蓄電池の価格はいくら?金額が変動する要因や抑えるコツも紹介>>
太陽光発電設備の導入費用は、発電容量はもちろんのこと、設置先が新築か既存住宅かによっても変わってきます。家庭用太陽光発電設備の平均的な発電容量4.5kWを例に、新築・既存住宅それぞれでの価格相場を見てみましょう。
■発電容量4.5kWの家庭用太陽光発電設備を想定した導入価格相場(2023年)
※出典元:「太陽光発電について|資源エネルギー庁」をもとに算出
新築住宅よりも、既存住宅のほうが初期費用は抑えやすい傾向にあります。また、費用総額の多くは本体価格が占めており、新築住宅・既存住宅で工事費に大きな差はありません。
太陽光発電の設置費用はいくらかかる?内訳と費用を抑える方法を紹介>>
蓄電池と太陽光発電設備は、それぞれ単体での設置も可能ですが、導入によるメリットを最大化するのであれば併用も検討しましょう。蓄電池と太陽光発電設備をセットで導入するメリットは、主に以下の4つです。
順に詳しく解説します。
蓄電池と太陽光発電設備を同時に導入する第一のメリットは、電気代の節約効果を期待しやすくなる点です。太陽光発電設備で日中に電気をつくり、蓄電池に貯めておいたぶんを夜間に使うことで、電力会社から購入する電力量を最小限にできます。
太陽光発電設備単体では蓄電ができないため、自宅で消費し切れないぶんは売電するしかありません。しかし、余剰電力の買取価格は年々下落傾向にあり、電気代の高騰が続いている状況下で、売電の金銭的メリットはますます薄まっていく可能性があるでしょう。
卒FIT後は、それまで担保されていた固定買取価格も適用されなくなります。よって、蓄電池と太陽光発電設備をセットで導入し、発電した電気を自家消費に回せる仕組みを整えたほうが、長い目で見ると経済的です。
蓄電池と太陽光発電設備の組み合わせは、災害時の電力確保という観点でも有効です。太陽光発電設備のみの場合、太陽が出ているあいだは自家発電・消費ができますが、日が沈んでからの時間帯は発電できず、電気を利用できません。また、蓄電池単体で導入している場合、あらかじめ電力会社から購入した電気を貯めておけば停電時にも備えられるものの、蓄電残量を使い切ったら利用できなくなります。
緊急時でも安定した電力を確保するには、蓄電池と太陽光発電設備の併用が効果的です。昼間は太陽光発電で電気をつくりながら自家消費し、余ったぶんを蓄電池に貯めておきます。夜間や曇りの日には蓄電した電気を使用できるため、万が一停電が長期化しても、安心して電気を使えるでしょう。
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太陽光発電設備の設置費用は年々下がってきており、蓄電池とセットで導入するハードルも以前よりは低くなりました。資源エネルギー庁の資料「太陽光発電について」によると、2012~2023年の期間で太陽光発電設備の設置費用は以下のように推移しています。
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※出典元:「太陽光発電について|資源エネルギー庁」をもとに作成
太陽光発電設備の設置に平均46.5万円/kWかかっていた2012年から、2023年には28.4万円/kWまで下がっています。結果として、蓄電池とのセット導入も視野に入れやすくなったといえるでしょう。
それぞれの設備を別で導入するときと比べると、トータルの工事費用を削減しやすくなるでしょう。
蓄電池と太陽光発電設備を組み合わせて設置するメリット・デメリットを解説>>
蓄電池と太陽光発電設備の導入価格をできる限り抑えたい場合、以下3つの方法が考えられます。
ご家庭の状況や希望に合った方法を選択しましょう。
国や自治体の補助金制度を利用すれば、蓄電池と太陽光発電設備をお得に導入できる可能性があります。例えば、国による「子育てエコホーム支援事業」は、蓄電池の導入にあたって64,000円の補助金を受け取れる2024年の支援制度です。自治体ごとに独自の給付金を用意している場合もあるため、お住まいの地域でどのような制度を利用できるか確認してみると良いでしょう。
ただし、補助金制度にはそれぞれ適用条件の規定があり、申請をすれば必ず補助を受けられるわけではありません。また、申請受付期間内であっても、予算に達成すれば締め切られてしまうため、制度の利用を考えている場合には早めの手続きをおすすめします。
【2024年最新】家庭用蓄電池の補助金制度を国と自治体にわけて紹介>>
蓄電池や太陽光発電設備の購入・設置を依頼する際は、複数の業者から見積もりを取るようにしましょう。1社の見積もり金額のみを基準にしてしまうと、相場より高すぎる可能性があるためです。相見積もりを実施することで、費用を抑えつつ信頼できる業者を見つけやすくなります。
ただし、悪質な業者を回避するうえでは、安さだけでなく、問い合わせた際の対応や実績、口コミ評価なども重要な判断材料です。アフターサービスと保証内容、併用プランなども含めて、安心して依頼できる業者を見極めましょう。
0円ソーラーは、太陽光発電設備や蓄電池を初期費用の負担なく設置できるサービスです。
初期費用の負担がない代わりに、住宅の所有者である方はサービス料やリース料を支払いながらシステムを利用します。メンテナンスも基本的には無料となるため、初期費用と維持費にハードルを感じている方や、売電より夜間や非常用の電力確保を目的としている方におすすめです。
「鈴与の0円ソーラー」では、3つのプランをご用意しています。電気代を抑えたい、あるいは蓄電池を活用して停電対策をしたいなど、お客様のニーズに合わせたプランをご提案可能です。
ここで、太陽光発電設備のみを自己保有する場合と、鈴与の0円ソーラーで太陽光発電設備をご利用いただく場合(各プラン共通)では、次のような違いがあります。
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初期費用やメンテナンスの負担を抑えながら、太陽光発電設備の利用を開始できるのが、0円ソーラーの大きな特徴です。鈴与の0円ソーラーについて、詳しくはこちらのページをご覧ください。
蓄電池と太陽光発電設備の導入には、電気代の節約効果や停電時の備えなどのメリットが期待できる反面、価格をネックに感じる方も少なくありません。ただし、これらの設備の導入費用は、年々安くなりつつあります。また、複数社の見積もりを比較したり、補助金制度を活用したりなどの工夫次第で、より金銭的な負担を抑えることも可能です。
鈴与商事では、初期費用とメンテナンス費用をかけずに蓄電池や太陽光発電設備を導入いただける「鈴与の0円ソーラー」をご用意しています。費用面の疑問やご自宅に合った設備の選び方にお悩みがある方は、鈴与商事へお気軽にご相談ください。
本記事では、蓄電池と太陽光発電設備の価格相場を明らかにするとともに、同時導入のメリット、初期費用を抑えるための方法などを解説します。
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■目次
蓄電池と太陽光発電設備の価格
蓄電池の相場価格
■家庭用蓄電池の導入費用相場(2023年)
蓄電容量 | 本体相場価格 | 1kWhあたりの相場価格 | 工事費 |
5kWh未満 | 14.9万円~59.6万円 | 14.9万円 | 33.5万円 |
5~10kWh未満 | 70万円~126万円 | 14.0万円 | 33.8万円 |
10kWh以上 | 131万円~183.4万円 | 13.1万円 | 32.7万円 |
蓄電容量が大きくなるほど本体価格も高くなるものの、蓄電容量1kWhあたりの価格で見るとむしろ安くなる傾向にあります。工事費については、蓄電容量による大きな差はありません。
実際の価格は蓄電池のメーカーや機種、設置条件などでも変動するため、上表は一つの目安としてとらえておきましょう。
家庭用蓄電池の価格はいくら?金額が変動する要因や抑えるコツも紹介>>
太陽光発電設備の相場価格
■発電容量4.5kWの家庭用太陽光発電設備を想定した導入価格相場(2023年)
新築住宅 | 既存住宅 | 平均(新築+既存) | |
---|---|---|---|
総額 | 129.6万円 | 125.1万円 | 127.8万円 |
本体価格 (総額の約74%) ※小数点以下切り捨て、四捨五入 |
約96万円 | 約93万円 | 約95万円 |
工事費 (総額の約26%) ※小数点以下切り捨て、四捨五入 |
約34万円 | 約33万円 | 約33万円 |
新築住宅よりも、既存住宅のほうが初期費用は抑えやすい傾向にあります。また、費用総額の多くは本体価格が占めており、新築住宅・既存住宅で工事費に大きな差はありません。
太陽光発電の設置費用はいくらかかる?内訳と費用を抑える方法を紹介>>
蓄電池と太陽光発電設備はセットでの導入がおすすめ
- 電気代の節約効果が大きい
- 災害時の備えになる
- 昔より価格が下がっている
- 工事費を安く抑えられる
順に詳しく解説します。
電気代の節約効果が大きい
太陽光発電設備単体では蓄電ができないため、自宅で消費し切れないぶんは売電するしかありません。しかし、余剰電力の買取価格は年々下落傾向にあり、電気代の高騰が続いている状況下で、売電の金銭的メリットはますます薄まっていく可能性があるでしょう。
卒FIT後は、それまで担保されていた固定買取価格も適用されなくなります。よって、蓄電池と太陽光発電設備をセットで導入し、発電した電気を自家消費に回せる仕組みを整えたほうが、長い目で見ると経済的です。
災害の備えになる
緊急時でも安定した電力を確保するには、蓄電池と太陽光発電設備の併用が効果的です。昼間は太陽光発電で電気をつくりながら自家消費し、余ったぶんを蓄電池に貯めておきます。夜間や曇りの日には蓄電した電気を使用できるため、万が一停電が長期化しても、安心して電気を使えるでしょう。
\蓄電池の設置にお悩みの方必見/
昔より価格が下がっている
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※出典元:「太陽光発電について|資源エネルギー庁」をもとに作成
太陽光発電設備の設置に平均46.5万円/kWかかっていた2012年から、2023年には28.4万円/kWまで下がっています。結果として、蓄電池とのセット導入も視野に入れやすくなったといえるでしょう。
見出し
太陽光発電設備と蓄電池を同時に設置する場合、工事費を安く抑えられる可能性があります。一度にまとめて設置工事を行うことで、人件費の発生も1回分にできるためです。工事費を安く抑えられる
それぞれの設備を別で導入するときと比べると、トータルの工事費用を削減しやすくなるでしょう。
蓄電池と太陽光発電設備を組み合わせて設置するメリット・デメリットを解説>>
蓄電池と太陽光発電設備の導入価格を抑える方法
- 補助金制度の利用
- 相見積もりの実施
- 0円ソーラーの導入
ご家庭の状況や希望に合った方法を選択しましょう。
補助金制度の利用
ただし、補助金制度にはそれぞれ適用条件の規定があり、申請をすれば必ず補助を受けられるわけではありません。また、申請受付期間内であっても、予算に達成すれば締め切られてしまうため、制度の利用を考えている場合には早めの手続きをおすすめします。
【2024年最新】家庭用蓄電池の補助金制度を国と自治体にわけて紹介>>
相見積もりの実施
ただし、悪質な業者を回避するうえでは、安さだけでなく、問い合わせた際の対応や実績、口コミ評価なども重要な判断材料です。アフターサービスと保証内容、併用プランなども含めて、安心して依頼できる業者を見極めましょう。
0円ソーラーの導入
初期費用の負担がない代わりに、住宅の所有者である方はサービス料やリース料を支払いながらシステムを利用します。メンテナンスも基本的には無料となるため、初期費用と維持費にハードルを感じている方や、売電より夜間や非常用の電力確保を目的としている方におすすめです。
「鈴与の0円ソーラー」では、3つのプランをご用意しています。電気代を抑えたい、あるいは蓄電池を活用して停電対策をしたいなど、お客様のニーズに合わせたプランをご提案可能です。
プラン1:太陽光発電設備の設置
プラン2:太陽光発電設備+蓄電池
プラン3:太陽光発電設備の設置(あとから蓄電池や電気自動車の充電設備を設置)
プラン2:太陽光発電設備+蓄電池
プラン3:太陽光発電設備の設置(あとから蓄電池や電気自動車の充電設備を設置)
ここで、太陽光発電設備のみを自己保有する場合と、鈴与の0円ソーラーで太陽光発電設備をご利用いただく場合(各プラン共通)では、次のような違いがあります。
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初期費用やメンテナンスの負担を抑えながら、太陽光発電設備の利用を開始できるのが、0円ソーラーの大きな特徴です。鈴与の0円ソーラーについて、詳しくはこちらのページをご覧ください。
まとめ
鈴与商事では、初期費用とメンテナンス費用をかけずに蓄電池や太陽光発電設備を導入いただける「鈴与の0円ソーラー」をご用意しています。費用面の疑問やご自宅に合った設備の選び方にお悩みがある方は、鈴与商事へお気軽にご相談ください。
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