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2024.09.06
エアコンから出てくるイヤな臭いの原因と解決策
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「久しぶりにエアコンをつけたら、嫌な臭いがする」といった経験をしたことはありませんか。
エアコンは、家の冷暖房機器として欠かせない家電ですが、使用していない間に内部にホコリやカビが溜ると、再稼働時にイヤな臭いが発生することがあります。とくに夏や冬の季節の変わり目に、エアコンの臭いが気になるという方も多いでしょう。
そこで本記事では、エアコンから出てくるイヤな臭いの原因と解決策について詳しく解説します。
エアコンのつけ始めに感じるイヤな臭いの主な原因としては、以下の3つが挙げられます。
エアコンは、室内の空気を冷やしたり、室外の空気を温めたりして冷たい・暖かい風を吹き出しています。エアコンを通して室内に風が吹き出される仕組みを考えると、つけ始めに出てくるイヤな臭いは、エアコン内部に発生したカビや付着した生活臭が大きいのです。
また、場合によっては不具合によってイヤな臭いが出てくることもあります。
それぞれ詳細について見ていきましょう。
エアコンをつけた際に生乾きの雑巾のような匂いがする場合、考えられる原因はカビの発生です。
冷房・除湿運転するとエアコン内部に結露が発生するため、そこにホコリなどの汚れが付着することでカビが繁殖しやすくなります。
エアコンは室内外の空気を吸い込み、冷やしたり温めたりしたうえで室内に送風する仕組みなので、室内外の空気を吸い込む際に、ホコリや汚れも吸い込んでしまいます。
とくに室温が高くなる時期や湿度が上昇する時期はカビの繁殖スピードが速まるため、注意が必要です。(※)
※参考:室内の空気環境 カビが好む環境|板橋区
生活臭の蓄積も、エアコンのつけ始めに感じる嫌な臭いの原因です。生活臭は、調理時の食べ物や油の匂い、喫煙による煙、ペットの体臭、芳香剤の香り、人の汗などによって発生します。
これらの生活臭がエアコンのフィルターや熱交換器に付着し、蓄積されることで、エアコンを使ったときに不快な臭いとなるのです。
エアコンを使用した際に焦げ臭い匂いがする場合、内部で不具合が発生している可能性があります。エアコン内部の電気系統が故障していたり、ホコリがヒーターと接触して焦げている場合に、焦げ臭い匂いがすることがあります。
安全のためにエアコンの使用を停止し、専門業者に点検や修理を依頼しましょう。
エアコンのイヤな臭いを放置していると、以下のようなリスクが生じます。
それぞれ、詳しく解説します。
エアコンの内部に発生したカビの胞子が風と共に室内に拡散されると、アレルギー反応や呼吸器系のトラブルを引き起こすことがあります。
カビの胞子を吸い込むことで、鼻や喉のかゆみ、くしゃみ、咳などのアレルギー症状が現れるだけでなく、気管支炎や肺炎といった呼吸器疾患を誘発することもあります。とくに小さな子供や高齢者、喘息やアレルギーを持つ方は、カビの胞子の影響を受けやすいため、注意が必要です。
そのため、エアコンのイヤな臭いを感じた際には、早めにクリーニングやメンテナンスを行うことが大切です。定期的に清掃と点検を行い、カビの発生を防ぎましょう。
エアコンのフィルターや内部に汚れが溜まると、空気の流れが悪くなり、エアコンの効率が低下します。
この状態でエアコンを使用すると、同じ室温を維持するためにより多くのエネルギーを消費します。また、エアコンの効きが悪いからといって、設定温度を下げたり風量を上げたりすると、さらに消費エネルギーが増えてしまうでしょう。
消費電力エネルギーの増加は、電気代の高額化を招きます。
内部にホコリが蓄積している状態でエアコンを使用すると、空気の流れが悪化し、本体に過剰な負荷がかかります。すると、エアコンは常に高出力で動作することになり、部品の摩耗が進み寿命が短くなります。
不具合の発生により修理が必要になるか、修理が不可能な場合やコストが高額になる場合には、エアコンの買い替えが必要になることもあるでしょう。
エアコンから出てくるイヤな臭いを除去する際、消臭剤や抗菌剤を吹きかけることは故障の原因になるため避けましょう。イヤな臭いは、以下の3つの方法で除去するのがおすすめです。
それぞれ詳しく解説します。
エアコンのフィルターは、空気中のホコリや汚れ、生活臭を捕える役割を果たしています。そのため、フィルターの掃除は、臭いを除去するための最も基本的なメンテナンス方法です。フィルターの掃除方法は、以下のとおりです。
【フィルタ―の掃除方法】
フィルターの取り外し方や掃除方法は機種ごとに異なる場合があるため、必ずお使いのエアコンの取扱説明書を確認してください。無理に取り外そうとすると、フィルターの歪みや破れといった破損の原因になってしまいます。
最近のエアコンには、内部を自動で掃除するお掃除機能が搭載されているものがあります。お掃除機能は、エアコンのフィルター表面に付着したホコリを取り除くものです。
ただし、お掃除機能だけでは、エアコン内部に深く蓄積した汚れやカビを完全に除去することは困難です。とくに、臭いを発してから時間が経過している場合には、内部にも汚れが溜まっている可能性が高いでしょう。
また、お掃除機能で取り除いたホコリや汚れはダストボックスに集められるため、定期的にダストボックスも掃除する必要があります。お掃除機能の正しい使い方やダストボックスのメンテナンスについては、必ず取扱説明書を確認して行いましょう。
エアコン内部の深部に溜まったホコリやカビ、生活臭を徹底的に除去するためには、専門業者に内部洗浄を依頼するのが最も効果的です。
専門業者に依頼すると、専用の機材と洗浄剤を用いてエアコン内部の隅々まで洗浄してくれるため、フィルター掃除やお掃除機能では除去できない頑固な汚れを取り除くことが可能です。エアコンの内部を清潔に保つことで、効率的な運転が維持され、嫌な臭いも抑えられます。
なお、自分でエアコンの内部洗浄を行うのは避けましょう。誤った方法で洗浄すると、エアコンの故障や性能低下を招く可能性があります。専門の知識と技術を持つ業者に依頼したほうが、安全で確実です。
鈴与商事では、ダスキンと提携しているため、プロのハウスクリーニングサービスをご提案させていただきます。エアコンクリーニングも承っておりますので、お気軽にお問い合わせください。
エアコンから出てくるイヤな臭いを除去したあとは、また発生しないように予防することが大切です。以下の方法で、エアコン内部の清潔を保ち、臭いの再発を防ぎましょう。
それぞれの方法について、詳しく解説します。
エアコンのフィルターは、使用するなかで臭いの原因となるホコリや汚れが蓄積していきます。そのため、一度掃除して終わりではなく、定期的にお手入れを行い、カビの発生や生活臭の蓄積を防ぐことが大切です。
エアコンの使用頻度が高い季節には、2週間に1度を目安にフィルターの掃除を行いましょう。
エアコンの臭いを予防するには、エアコンの使用後に送風運転を使い、内部の湿気や水分を乾燥する方法が効果的です。
エアコンの運転を送風モードに切り替え、3~4時間ほど運転させましょう。
エアコンのイヤな臭いの元となるホコリや生活臭を減らすためには、こまめな換気と掃除が欠かせません。定期的に窓を開けて新鮮な空気を取り入れることで、室内の空気が循環し、臭いやホコリが外に排出されます。
また、掃除機を使って床や家具の下、エアコンの吸気口周辺など、ホコリが溜まりやすい場所をこまめに掃除するのがポイントです。さらに空気清浄機を併用すれば、空気中のホコリや臭いをさらに効果的に取り除くことが可能です。
エアコンの使用寿命が近づき、買い替えを検討している場合は、自動洗浄機能が搭載された機種の購入をおすすめします。
自動洗浄機能は、エアコンのフィルターに溜まるホコリを自動的に除去し、メンテナンスの手間を大幅に軽減してくれます。また、機種によっては使用後に内部を乾燥させる機能を備えており、カビの発生やイヤな臭いの防止に効果的です。
なかには、アルミフィンや熱交換器といったエアコン内部の洗浄にも対応している機種がありますが、一般的にはフィルター洗浄が主流です。
エアコンの買い替えを検討中の方は、ぜひ鈴与商事にご相談ください。鈴与商事では、お客様のニーズに合ったエアコン選びのアドバイスを行っています。
家庭用エアコンの寿命は何年?寿命が近いサインや長く使うためのポイントを解説>>
エアコンから出てくるイヤな臭いの主な原因は、内部に蓄積したホコリやカビ、生活臭などです。フィルターの定期的な掃除や、お掃除機能の活用、専門業者による内部洗浄を行うことで、臭いを予防・解消できます。
エアコンの使用頻度が高まる前には、フィルターの清掃や内部の点検をとくに念入りに行いましょう。また、送風運転を活用して内部を乾燥させることも効果的です。本記事で対策を実施することで、エアコンを清潔に保ち、快適な室内環境を維持できます。
エアコンの買い替えを検討しているなら、鈴与商事にご相談ください。月々払いも可能なので、負担を抑えることが可能です。
\お気軽にご相談ください!/
エアコンは、家の冷暖房機器として欠かせない家電ですが、使用していない間に内部にホコリやカビが溜ると、再稼働時にイヤな臭いが発生することがあります。とくに夏や冬の季節の変わり目に、エアコンの臭いが気になるという方も多いでしょう。
そこで本記事では、エアコンから出てくるイヤな臭いの原因と解決策について詳しく解説します。
イヤな臭いは買い替えで解決できるかも?
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■目次
エアコンのつけ始めに出てくるイヤな臭いの原因
- カビ
- 生活臭
- エアコン内部の不具合
エアコンは、室内の空気を冷やしたり、室外の空気を温めたりして冷たい・暖かい風を吹き出しています。エアコンを通して室内に風が吹き出される仕組みを考えると、つけ始めに出てくるイヤな臭いは、エアコン内部に発生したカビや付着した生活臭が大きいのです。
また、場合によっては不具合によってイヤな臭いが出てくることもあります。
それぞれ詳細について見ていきましょう。
カビ
冷房・除湿運転するとエアコン内部に結露が発生するため、そこにホコリなどの汚れが付着することでカビが繁殖しやすくなります。
エアコンは室内外の空気を吸い込み、冷やしたり温めたりしたうえで室内に送風する仕組みなので、室内外の空気を吸い込む際に、ホコリや汚れも吸い込んでしまいます。
とくに室温が高くなる時期や湿度が上昇する時期はカビの繁殖スピードが速まるため、注意が必要です。(※)
※参考:室内の空気環境 カビが好む環境|板橋区
生活臭
これらの生活臭がエアコンのフィルターや熱交換器に付着し、蓄積されることで、エアコンを使ったときに不快な臭いとなるのです。
エアコン内部の不具合
安全のためにエアコンの使用を停止し、専門業者に点検や修理を依頼しましょう。
エアコンのイヤな臭いを放置するリスク
- カビによる「健康被害」
- エアコンの性能低下による「電気代への影響」
- 不具合による「修理・買い替えコストの発生」
それぞれ、詳しく解説します。
カビによる「健康被害」
カビの胞子を吸い込むことで、鼻や喉のかゆみ、くしゃみ、咳などのアレルギー症状が現れるだけでなく、気管支炎や肺炎といった呼吸器疾患を誘発することもあります。とくに小さな子供や高齢者、喘息やアレルギーを持つ方は、カビの胞子の影響を受けやすいため、注意が必要です。
そのため、エアコンのイヤな臭いを感じた際には、早めにクリーニングやメンテナンスを行うことが大切です。定期的に清掃と点検を行い、カビの発生を防ぎましょう。
エアコンの性能低下による「電気代への影響」
この状態でエアコンを使用すると、同じ室温を維持するためにより多くのエネルギーを消費します。また、エアコンの効きが悪いからといって、設定温度を下げたり風量を上げたりすると、さらに消費エネルギーが増えてしまうでしょう。
消費電力エネルギーの増加は、電気代の高額化を招きます。
不具合による「修理・買い替えコストの発生」
不具合の発生により修理が必要になるか、修理が不可能な場合やコストが高額になる場合には、エアコンの買い替えが必要になることもあるでしょう。
エアコンから出てくるイヤな臭いを「除去」する方法と注意点
- フィルターの掃除を行う
- エアコンのお掃除機能を使う
- 専門業者に内部洗浄を依頼する
それぞれ詳しく解説します。
フィルターの掃除を行う
【フィルタ―の掃除方法】
- エアコンの電源を切る
- フィルターを取り外す
- 掃除機を使ってホコリを吸い取る
- 水洗いをし、しっかりと乾かす
- フィルターが完全に乾いたら、元に戻す
フィルターの取り外し方や掃除方法は機種ごとに異なる場合があるため、必ずお使いのエアコンの取扱説明書を確認してください。無理に取り外そうとすると、フィルターの歪みや破れといった破損の原因になってしまいます。
エアコンのお掃除機能を使う
ただし、お掃除機能だけでは、エアコン内部に深く蓄積した汚れやカビを完全に除去することは困難です。とくに、臭いを発してから時間が経過している場合には、内部にも汚れが溜まっている可能性が高いでしょう。
また、お掃除機能で取り除いたホコリや汚れはダストボックスに集められるため、定期的にダストボックスも掃除する必要があります。お掃除機能の正しい使い方やダストボックスのメンテナンスについては、必ず取扱説明書を確認して行いましょう。
専門業者に内部洗浄を依頼する
専門業者に依頼すると、専用の機材と洗浄剤を用いてエアコン内部の隅々まで洗浄してくれるため、フィルター掃除やお掃除機能では除去できない頑固な汚れを取り除くことが可能です。エアコンの内部を清潔に保つことで、効率的な運転が維持され、嫌な臭いも抑えられます。
なお、自分でエアコンの内部洗浄を行うのは避けましょう。誤った方法で洗浄すると、エアコンの故障や性能低下を招く可能性があります。専門の知識と技術を持つ業者に依頼したほうが、安全で確実です。
鈴与商事では、ダスキンと提携しているため、プロのハウスクリーニングサービスをご提案させていただきます。エアコンクリーニングも承っておりますので、お気軽にお問い合わせください。
エアコンのイヤな臭いが気になるなら
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エアコンから出てくるイヤな臭いを「予防」する方法
- 定期的にフィルタ―を掃除する
- 送風運転でエアコン内部を乾燥させる
- こまめに換気と掃除をして室内のホコリを排出する
それぞれの方法について、詳しく解説します。
定期的にフィルタ―を掃除する
エアコンの使用頻度が高い季節には、2週間に1度を目安にフィルターの掃除を行いましょう。
送風運転でエアコン内部を乾燥させる
エアコンの運転を送風モードに切り替え、3~4時間ほど運転させましょう。
こまめに換気と掃除をして室内のホコリ・生活臭を排出する
また、掃除機を使って床や家具の下、エアコンの吸気口周辺など、ホコリが溜まりやすい場所をこまめに掃除するのがポイントです。さらに空気清浄機を併用すれば、空気中のホコリや臭いをさらに効果的に取り除くことが可能です。
エアコンの替え時を迎えているなら自動洗浄機能が搭載されたエアコンがおすすめ
自動洗浄機能は、エアコンのフィルターに溜まるホコリを自動的に除去し、メンテナンスの手間を大幅に軽減してくれます。また、機種によっては使用後に内部を乾燥させる機能を備えており、カビの発生やイヤな臭いの防止に効果的です。
なかには、アルミフィンや熱交換器といったエアコン内部の洗浄にも対応している機種がありますが、一般的にはフィルター洗浄が主流です。
エアコンの買い替えを検討中の方は、ぜひ鈴与商事にご相談ください。鈴与商事では、お客様のニーズに合ったエアコン選びのアドバイスを行っています。
エアコン買うなら
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家庭用エアコンの寿命は何年?寿命が近いサインや長く使うためのポイントを解説>>
まとめ
エアコンの使用頻度が高まる前には、フィルターの清掃や内部の点検をとくに念入りに行いましょう。また、送風運転を活用して内部を乾燥させることも効果的です。本記事で対策を実施することで、エアコンを清潔に保ち、快適な室内環境を維持できます。
エアコンの買い替えを検討しているなら、鈴与商事にご相談ください。月々払いも可能なので、負担を抑えることが可能です。
\お気軽にご相談ください!/