2016年から始まった電力自由化により、消費者が電力会社を自由に選べるようになりました。生活スタイルに合った電力会社を選ぶことで、電気代を節約したり、ポイント還元を受けたりすることが可能です。

しかし、電力会社の乗り換えはメリットばかりではなく、デメリットもあります。

本記事では、電力会社を乗り換えるデメリット・メリット、乗り換えによるメリットを受けやすい人と、受けにくい人を紹介しています。乗り換え検討する際の参考にしてください。
  電力会社を乗り換える主なデメリットは、次の4つです。

• プラン選びを間違えると電気代が高くなる可能性がある
• 解約時に解約金が発生する場合がある
• 支払方法がクレジットカードに限定されるケースがある
• 一部の集合住宅では乗り換えできない

  後悔しないためにも、電力会社の乗り換えを検討している人は、乗り換えるデメリットを把握しておくことが大切です。
 
電力会社やプランを選び間違えると、逆に電気代が高くなってしまう可能性があります。

電力自由化を受け多くの会社が電力事業に参入してきましたが、料金体系がそれぞれ異なるため、単純に比較することが難しい状態です。とくに、市場価格に応じて単価が変動する「市場連動型」は、より慎重に検討する必要があります。契約時の価格が安かったとしても、あとから価格が高騰し、結果的に乗り換え前よりも高くなってしまうといった事態が起こり得るためです。

電力会社やプランはたくさんの数があるため、一つひとつ確認するのは手間がかかりますが、ホームページやパンフレットを参考にしながら、充分に比較・検討しましょう。

『鈴与のでんき』では、現在利用している電力会社の検針伝票を用意するだけで、『鈴与のでんき』へ乗り換え後にどれくらいの電気代が節約できるかをシミュレーションできます。5つの項目を選択・入力するだけなので、次のページでぜひ一度シミュレーションしてみてください。
  電力会社やプランのなかには、解約時に解約金が発生するものがあります。新しい電力会社やプランに乗り換える際、これまで契約してきた電力会社に支払う解約金が、思わぬ出費になるかもしれません。

解約金が発生する条件や契約期間は、会社やプランによって異なるため、事前に条件を確認したうえで乗り換えを検討するようにしましょう。

また、乗り換え先の会社やプランが解約金を設定しているケースもあります。心配な場合は、解約金を設けていない会社に絞って探すのがおすすめです。なお、『鈴与のでんき』では、契約期間中の解約による解約金や事務手数料は発生しませんので、ご安心ください。
  電力会社のなかには、支払い方法がクレジットカード払いに限定している会社も少なくありません。口座振替やコンビニ支払いなど、クレジットカード以外の支払い方法を希望する場合は、希望の支払い方法に対応している会社に絞って検討すると良いでしょう。

なお、他の支払い方法に対応している会社でも、クレジットカード払いを選べばポイント還元率がアップするケースもあります。

『鈴与のでんき』では、契約方法やお住まいの住宅などによって、お支払方法がクレジットカード払いのみに限定されます。しかし、規定のクレジットカードのお支払いでポイントがどんどん貯まるのが魅力です。

さらに、鈴与でガス、ウォーターサーバー、給油などをご利用いただく際に、支払い方法でクレジットカード利用などを併用すれば、さらにポイントの還元率が上がります。
  マンションやアパートに住んでいる場合、電力会社の乗り換えがそもそもできないケースがあります。

乗り換えができないのは、管理会社が一括で電力会社の契約をしている場合です。現状の契約内容についてわからないときは、管理会社に確認することをおすすめします。
  電気会社の乗り換えのデメリットを解説しましたが、電力会社の乗り換えには大きなメリットもあります。主なメリットとしては次の3つがあります。

• 電気​​料金が安くなる可能性がある
• ポイント還元やセット割を受けられる場合がある
• 環境に配慮された電気を利用できる

  乗り換えるデメリットとメリットを比較して、自分にとって乗り換えがお得になるのかどうかを考えましょう。
  電力会社を乗り換えると、電気料金が安くなる可能性があります。

電力自由化により、電力会社やプランの選択肢が増え、ライフスタイルや家族の人数に合ったものを選べるようになりました。例えば現在契約しているプランが、時間帯による変動がなく一律の料金になっている場合、時間帯によって料金が安くなるプランに変更すれば電気料金を抑えられるでしょう。

ただし、選択肢が増えた分、自身にあったプランを選ぶことは難しくなりました。お得に乗り換えるためには、現在契約中のプランを再確認したうえで、充分に比較検討を重ねる必要があります。
  直接料金が安くならなくても、他の面で恩恵を受けられる可能性もあります。

例えば、ガスやインターネットなどと一緒に契約することで、「セット割」として割り引きを受けられる会社やプランもあります。また、電力会社を、ガスやインターネットの契約先と同一にすることで、支払いの管理がしやすくなる点もメリットです。

毎月の電気料金に応じてポイントを貯められるプランも存在します。ポイントの還元率も各社で異なるため、比較したうえで検討すると良いでしょう。
  料金の安さや特典の豊富さは電力会社を選ぶうえで大切な要素ですが、それよりも環境に優しい電力サービスを選びたいと考える人もいるでしょう。

電気を提供している会社には、再生可能エネルギーによって発電した電気を供給するプランを提供しているところもあります。そのようなプランを選べば、環境保護に貢献することが可能です。

鈴与商事では、電気以外にもガスなどのエネルギー供給、太陽光で発電した余剰電力を一定の価格で買い取ってもらえる「固定価格買取制度」の期間が終了したあと（卒FIT後）の買取も行っているため、暮らしを総合的に提案できます。
  ここまで、電力会社を乗り換えるデメリットとメリットをそれぞれ紹介しました。下表は、電力会社を乗り換えることでメリットを受けやすい人と、受けにくい人の特徴を、それぞれまとめたものです。

メリットを受けやすい人	・家族の人数が多い世帯 ・現在利用しているスマホやインターネット、ガスの会社が電力を提供している ・電気料金が高いと感じている ・ライフスタイルや家族の人数が変わった ・引っ越しの予定がある
メリットを受けにくい人	・一人暮らしの方

「メリットを受けやすい人」に当てはまる人の電気代が、乗り換えによって必ずしも安くなるわけではありませんが、一度検討してみる余地はあるでしょう。

一方で、電力会社の乗り換えでメリットを受けにくいのは一人暮らしをしている人です。家族の人数が多い世帯と比較すると電気の使用量が少ないため、電力会社やプランを乗り換えたときにあまり電気料金の違いがわからないかもしれません。

ただし、携帯料金やインターネットとのセット割で安くなることもあるので、少しでも家計への負担を軽減したい人は、電力会社やプランの比較をしてみてください。
  電力会社の乗り換えには、メリットだけではなくデメリットも存在します。ただし、自分のライフスタイルに合う電力会社を選ぶことで、デメリットをメリットに変えることが可能です。

とはいえ、多くの電力会社やプランを比較して最適なプランを選ぶのは簡単ではありません。自分に合ったプランを探すのであれば、電力会社へ問い合わせることをおすすめします。

『鈴与のでんき』では、フリーダイヤルまたはWEBの問い合わせフォームから、随時ご相談を受け付けています。電力会社の乗り換えを検討している方は、ぜひお気軽にご相談ください。
  電気の切り替え手続きの方法｜電力会社の変更前に知っておきたいことを紹介＞＞