電気の切り替え手続きの方法|電力会社の変更前に知っておきたいことを紹介
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2016年の電力自由化から8年が経過しました。「当初は様子見をしていたけど、そろそろ切り替えを検討している」という方もいるでしょう。せっかく切り替えるのであれば、今よりも条件の良い電力会社を選びたいものです。
この記事では、電気(電力会社)を切り替えるための手続き方法や、変更前に知っておきたいことなどを詳しく丁寧に解説します。失敗せずに切り替えるために、ぜひ参考にしてください。
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電気(電力会社)を切り替える方法
電力会社を切り替える際の手順は以下のとおりです。
- 現在の契約情報や電気料金を確認する
- 切り替える電力会社を決める
- 切り替え先の電力会社に申し込む
- 電力会社の切り替え完了を待つ
それぞれの手順について、順番に見ていきましょう。
【1】現在の契約情報や電気料金を確認する
はじめに、現在の電気料金がどのくらいなのかを把握しましょう。現在の電気料金を把握せずに電力会社の切り替えを進めてしまうと、電気料金が高くなってしまう可能性があります。
また、電力会社の切り替えには、主に以下の情報が必要です。
- 現在使用している電力会社名
- 現在使用している電力会社のお客様番号
- 供給地点特定番号(電気の供給場所を示す22桁の番号)
- 切り替え希望日
切り替え希望日以外の情報は、検針票やホームページ、領収書などで確認できます。会社によっては解約金を設けているため、あらかじめ規約を確認しておくと良いでしょう。
【2】切り替える電力会社を決める
現在使用している電力会社や電気料金を確認したあとは、切り替え先を決めていきましょう。
比較ポイントは以下の表のとおりです。
比較項目 | 詳細 |
---|---|
電気料金のプラン |
電力会社によってプランが異なります |
解約について |
思わぬ出費とならないよう、事前に解約について確認しておきましょう |
支払い方法 |
電力会社によって、対応している支払い方法が異なります |
ポイント還元率 | 月々のお支払いで、お得にポイントを貯められるプランもあります |
信頼性 |
倒産のリスクや、問い合わせ時の対応などをチェックし、安心して契約できる電気会社を選びましょう |
電力会社にはさまざまなプランが用意されており、それぞれ内容が異なります。自身やご家族のライフスタイルに合ったものを選ぶようにしましょう。
例えば、日中に不在で夜間に電気を使用することの多い場合、夜間に電気料金が割安になるプランを選ぶことで電気料金を節約できます。
また、電力会社やプランを選ぶ際のポイントは、電気料金だけではありません。支払方法やポイントの還元率、電力会社の信頼性など、さまざまな項目を加味して選ぶことが大切です。鈴与商事は、電気やガスの供給だけでなく、ガソリンスタンドやリフォーム会社、ウォーターサーバーなど多岐にわたる事業を展開しています。地域に根差し、顔と顔が見える安心感を提供できる鈴与グループならではの信頼性が強みです。
さらに、電力会社の中には、ホームページで節約額をシミュレーションできるところもあります。現在の契約種別や契約容量などの必要な情報を入力し、電気料金が今より安くなるのかを確認してみましょう。契約種別や契約容量は検針票で確認できます。
なお、『鈴与のでんき』では、5つの項目を選択・入力するだけで切り替えた場合の電気代節約額をシミュレーションできます。次のページで、ぜひ一度お試しください。
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【3】切り替え先の電力会社に申し込む
切り替え先が決まったら、選んだ電力会社への申し込みを行います。電力会社によって申込み方法の対応は異なりますが、電話やホームページ、窓口など、自分のやりやすい方法で申し込むと良いでしょう。
現在契約している電力会社の解約手続きは、切り替え先が代わりに手続きしてくれます。そのため、契約者自身が切り替え元の電力会社に連絡する必要はありません。切り替え日の希望を調整できる場合は、自身の都合にあわせて決めましょう。
【4】電力会社の切り替え完了を待つ
ただし、スマートメーターが設置されていない家庭では設置工事が必要となるので注意しましょう。スマートメーターとは、30分ごとの電気使用量を計測し、そのデータを電力会社に送信する電力メーターのことです。設置工事が必要な場合、電力会社の切り替えまで、2週間ほど時間がかかる可能性があります。とはいえ、スマートメーターは多くの場合、すでに設置されていることがほとんどです。
なお、スマートメーターの設置は、基本的に工事費はかかりません。
※切り替えが完了するまでの日数は、電力会社によって大きく異なります。切り替えのタイミングによっては2週間から1ヶ月程度かかることも一般的なため、余裕をもってご検討されることをおすすめします。
電気(電力会社)を切り替える前に知っておきたい9つのこと
ここからは、電力会社を切り替える前に知っておきたいこととして、以下の9つの項目を紹介します。
- 電気の切り替えに大規模な工事は必要ない
- 電力会社を切り替えても電気の質は変わらない
- 切り替えても停電リスクに影響は出ない
- 電気の契約の切り替え完了には時間がかかる
- 集合住宅は切り替えができない場合がある
- 切り替えても安くならない可能性がある
- 解約時に違約金が発生するプランがある
- 支払方法が限定されている場合がある
- 倒産する電力会社もある
一つずつ見ていきましょう。
電気の切り替えに大規模な工事は必要ない
「きっと工事が必要だから切り替えは止めておこう」と考える人もいるでしょう。実は、電気会社の切り替えに、大規模な工事は必要ないことがほとんどです。
スマートメーターのない家庭ではスマートメーターの設置工事が必要ですが、10分から1時間程度の小規模な工事なので、大きな負担はかからないでしょう。設置にかかる料金も電力会社が負担することが基本です。
また、スマートメーターの設置工事のうち停電になるのは数分間だけで、日常生活に大きな影響が出ることはほとんどありません。基本的に立ち合いは不要なため、忙しい人も安心して工事をすることができます。
電力会社を切り替えても電気の質は変わらない
電力会社を切り替えたとしても、従来通り発電・送配電は大手電力会社が担います。そのため、電力会社の切り替えによって電気の質が悪くなったり停電が増えたりすることはありません。従来と変わらず、安心して電気を利用することができます。
切り替えても停電リスクに影響は出ない
また、災害で停電が起きたとしても、今まで通り大手電力送配電会社が復旧作業を行ってくれます。そのため、新電力を選んだとしても、電力会社の違いで復旧作業が後回しになるということはありません。万が一の際の心配はしなくても良いでしょう。
電気の契約の切り替え完了には時間がかかる
従来の電力会社を切り替え日まで使える場合は問題ありませんが、引越しなどに伴う切り替えには注意が必要です。できるだけ余裕を持って手続きを進めましょう。
(※)切り替えのタイミングによっては2週間から1ヶ月程度
集合住宅は切り替えができない場合がある
マンションやアパートといった集合住宅では、電力会社の切り替えができない場合があります。集合住宅は管理会社が電力会社を契約しており、個人で変えることができないケースがあるためです。
「せっかく時間をかけて検討したのに切り替えができない」という事態に陥らないためにも、電力会社の契約内容については事前に管理会社に確認しておきましょう。
切り替えても安くならない可能性がある
また、電力会社によって料金プランは異なり、なかでも市場価格の上昇下降が反映される「市場連動型」には注意が必要です。切り替え時は安くても、市場による影響で後に電気代が上がることがあるのです。つまり、切り替え前よりも総じて電気代が高くついてしまう可能性があるということになります。
電力会社を切り替えたことで、電気料金が高くなる事態を避けるためには、契約中のプラン内容や電気料金をしっかり確認することが重要です。そのうえで、なるべく多くの電力会社・プランと比較検討しましょう。
解約時に違約金が発生するプランがある
電力会社・プランのなかには、契約期間に関する規則を設け、解約時に違約金の支払いを条件とするものがあります。電力会社の切り替え手続きをする前に、契約期間や違約金についての規則を確認しておきましょう。
また、切り替え先の電力会社・プランでも違約金の制度を設けている場合があるので、金額の安さだけでなく解約時の条件についてもチェックしておくと安心です。
支払方法が限定されている場合がある
電力会社の切り替えに伴って口座振替が利用できなくなる可能性があるので、口座振替を希望する人は注意が必要です。クレジットカードの利用を控えたいと考えているなら、切り替え先の支払方法について、公式サイトなどで事前に確認しておきましょう。
倒産する電力会社もある
帝国データバンクによると、2024年3月時点で撤退や倒産した新電力会社は119件であり、2年前と比較すると7倍も増加しているのが現状です。倒産の理由は燃料価格の高騰、価格競争の激化などが考えられます。
なお、契約している電力会社が倒産しても、すぐに電気が止まるわけではありません。しかし、電力会社を切り替える必要があるので、再度どの会社に契約し直すのか検討しなければならなくなります。
まとめ
電力会社を切り替えるには、まず現在利用している電力会社の契約プランや料金を確認しましょう。電力会社の切り替えによって電気料金が安くなるとは限らないためです。切り替え先が決まったら、ホームページや電話、窓口で申し込んで切り替え完了を待ちます。
ただし、電力会社を切り替えることによって違約金が発生したり、支払方法が変わったりする可能性もあるため、事前に確認しておくと安心です。
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