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2024.07.12
WITHSMILE編集部

電気代の高い家電ランキング|省エネにつながる電化製品の使い方と節電のコツを紹介

電気代は、家電の使用状況によって大きく増減するものです。電気代を節約するためには、電気代が高くつきやすい家電がどれなのかを知っておく必要があります。

本記事では、電気代の高い家電製品のランキングと、節電効果のある家電の使い方を紹介します。

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電気代の高い家電ランキング・節電のコツ

家庭の中で電気代の高い家電ランキングと家庭製品ごとの使用割合は、下表をご覧ください。

■【季節別】電気代の高い家電順(東北・東京・中部・北陸・関西・中国・四国・九州を対象)
ランキング 家電製品ごとの使用割合
夏 ※1
→点灯帯(19時頃)の使用割合
冬 ※2
→冬季の1日間の使用割合
1位 エアコン(冷房) 38.3% エアコン(暖房) 17%
2位 照明 14.9% 冷蔵庫 14.9%
3位 冷蔵庫 12.0% 給湯 12.6%
4位 炊事 7.8% 照明 9.2%
5位 給湯 3.1% 炊事 7.8%
※1.出典元:夏季の省エネ・節電メニュー|経済産業省 資源エネルギー庁 
※2.出典元:冬季の 省エネ 節 電 メニュー|経済産業省 資源エネルギー庁 

■【夏と冬の平均】電気代の高い家電順
ランキング 家電製品ごとの使用割合 電気代の目安
1位 エアコン 27.65% 18,439円~37,358円(6畳~14畳)
2位 冷蔵庫 13.45% 7,613円~8,075円(140L以上200L以下~500L以上)
3位 照明 12.05% 1,454円~3,506円(8畳~16畳以上)
4位 給湯 7.85% 34,536円~36,798円(370L~560L)
5位 炊事 7.8% 炊飯:1,227円~2,251円(0・54L~1.0L)
電子レンジ:1,765円~1,954円(20L以下~30L以上)
出典:省エネ型製品情報サイト|経済産業省 資源エネルギー庁
 

夏の場合は、エアコン(冷房)の使用による電気消費が全体の約40%を占めます。

これに対し、冬季はエアコン(暖房)、冷蔵庫、給湯器などの電気消費割合がそれぞれ15%前後で、特定の家電製品のみの使用割合が高くなるというわけではありません。

そのため、夏はエアコンの使用方法に気をつけることで電気代の節約が期待できますが、冬はエアコンだけを控えたからといって、電気代の大幅な節約にはつながりにくいといえます
 

【1位】エアコン

エアコンは、「6畳用・冷房運転・省エネ製品」の場合、平均的な年間の電気代が約16,300円から20,500円程度かかります。しかし、省エネタイプでないエアコンを使用すると、この相場よりもさらに高くなることがあります。

エアコンの使用は、主に暑い季節と寒い季節に限定されますが、地域や季節によっては、エアコンを長時間使用し続ける家庭も少なくありません。

とくに夏場は一日中エアコンを稼働させる家庭が増え、電気代が高くなる傾向にあります。冷房を付けっ放しにすると電気代がかさむだけでなく、エネルギーの無駄遣いにもつながるため、適切な温度設定や使用時間の調整をしていく必要があるでしょう。

■スペックごとの年間電気代の目安(冷房・省エネ製品の場合)
畳数 年間電気代(平均)
6畳(2.2kW) 18,439円
8畳(2.5kW) 20,943円
10畳(2.8kW) 23,510円
12畳(3.6kW) 33,594円
14畳(4.0kW) 37,358円
出典:省エネ型製品情報サイト|経済産業省 資源エネルギー庁

【エアコンの節約方法】
  • 設定温度を夏は28℃、冬は20℃を目安に調整する
  • 扇風機やサーキュレーターを使って空気を循環させる
  • 2週間に1回を目安に室内機のフィルターを掃除する
  • 年に1~2回を目安に室外機を掃除する(フィン、ファン、吹き出しグリルなど)
  • 室外機の周辺に置いている物を片付ける
 

エアコンの掃除を行う際は、故障やケガのリスクを避けるため、使用している機種の取扱説明書を事前に確認しましょう。

室内機と室外機の掃除方法は機種によって異なるため、メーカーのホームページで正しい手順を確認し、指示に従って掃除を行ってください。
 

【2位】冷蔵庫

24時間365日稼働している冷蔵庫は、エアコンに次いで電気消費量の大きな家電です。

多くの人は、冷蔵庫の容量が大きいほど電気代が高くなると考えがちですが、実際はそうではありません。容量ごとの年間電気代をまとめた下表をみると、容量が500リットルを超えるモデルよりも、より小さな容量の冷蔵庫の方が電気代が高い傾向にあることが分かります。
また、同じ容量の冷蔵庫でも、製品によって消費電力に大きな差があります。

容量の大きいタイプや省エネ性能の高いものは、初期費用も高くなりがちです。しかし、長期的に考えると電気代の面でお得になることも十分に考えられます。冷蔵庫を選ぶ際には、単に容量だけでなく、エネルギー効率を検討することが重要です。

■容量ごとの年間電気代の目安(省エネ製品の場合)
冷蔵庫の容量(使用人数の目安) 年間電気代(平均)
140~200L以下(1人・自炊少なめ) 8,075円
201L~250L(1人~2人) 8,370円
251L~300L(2人) 9,150円
301L~350L(2人) 9,505円
351L~400L(2~4人) 9,700円
401L~450L(3~4人) 7,847円
451L~500L(4~5人) 7,342円
500L以上(5人以上) 7,613円
出典:省エネ型製品情報サイト|経済産業省 資源エネルギー庁

【冷蔵庫の節約方法】
  • 冷蔵庫内に食べ物や飲み物を詰め込みすぎない
  • 無駄な開閉や開けっ放しを減らす
  • 温かいものは冷ましてから冷蔵庫へ入れる
  • 冷蔵庫を壁や食器棚から離して設置する
 

【3位】照明

照明も季節を問わず毎日使うため、一定の電気代がかかります。家庭内で使われる照明のタイプは多岐にわたり、シーリングライト、ダウンライト、ペンダントライトなどが主な種類です。

照明のタイプごとに使用する電球の数が異なり、電気代にも差が出ますが、畳数ごとに適した照明の年間電気代の目安は、次の表のとおりです。

■畳数ごとに適した照明の年間電気代の目安(省エネ製品の場合)
畳数 年間電気代(平均)
~8畳 1,454円
~10畳 2,102円
~12畳 2,274円
~14畳 2,432円
~16畳以上 3,506円
出典:省エネ型製品情報サイト|経済産業省 資源エネルギー庁

【照明の節約方法】
  • 照明の点灯時間を短くする(使っていない電気を消す、カーテンを開けるなど)
  • 明るさの低下を防ぐために定期的に掃除をする
  • 白熱電球をLEDに買い替える
 

【4位】給湯

お風呂やキッチン、洗面所などでお湯を出すときにも電気代はかかります。とくに、冬場は湯船にお湯を溜めるなど給湯器を使用する機会が増えるため、給湯器の稼働時間が長くなり、電気代が高くなりがちです。

下表は、給湯器の貯蓄容量ごとの年間電気代の目安です。

■貯蓄容量ごとの年間電気代の目安(省エネ製品、エコキュートの場合)
貯蓄容量 年間電気代(平均)
370L 34,536円
460L 34,758円
550L~560L 36,798円
出典:省エネ型製品情報サイト|経済産業省 資源エネルギー庁

【給湯の節約方法】
  • お湯の出し過ぎを避ける
  • 追い炊きをしないように入浴する間隔を空けない
  • 無理のない範囲で給湯温度を低めに調整する
 

給湯器は、使い方次第で電気代の節約が可能です。給湯器の設定温度を見直すことも、無駄なエネルギー消費を抑える効果的な方法の1つと言えるでしょう。
 

【5位】炊事

炊事の際に使う家電は、主に炊飯器と電子レンジです。設定を適切に行い、無駄を省く使用法を実践することで、電気消費を抑えつつ料理の効率を高められるでしょう。

ここでは、炊飯器と電子レンジの電気代について解説します。
 

炊飯器

炊飯器は家庭で毎日使用されることが多く、1日に1回から3回程度使うこともあります。毎日炊飯器を使っていると、月々の電気代が予想以上に高くなることがあるでしょう。

炊飯器の最大炊飯容量ごとの、年間電気代の目安は下表のとおりです。

■最大炊飯容量ごとの年間電気代の目安(省エネ製品の場合)
最大炊飯容量(合数) 年間電気代(平均)
0.54L(3合炊き) 1,227円
0.63L(3.5合炊き) 1,371円
1.0L(5.5合炊き) 2,251円
出典:省エネ型製品情報サイト|経済産業省 資源エネルギー庁

【炊飯器の節約方法】
  • 一度にたくさん炊いて冷蔵・冷凍保存する
  • 保温時間を短くする
  • 使用しないときはコンセントを抜いて待機電力を削減する
 

使い方を工夫して、炊飯器にかかる電気代を節約しましょう。
 

電子レンジ

近年、冷凍食品市場の拡大に伴い、電子レンジを活用する機会が増えています。便利で時間を節約できる電子レンジは、忙しい現代生活において欠かせない家電の1つです。
しかし、使用頻度が高いぶん、家庭の電気消費にも大きな影響を与えます

下表は、電子レンジの小内容量ごとの年間電気代の目安です。

■庫内容量ごとの年間電気代の目安(省エネ製品の場合)
庫内容量(世帯の目安) 年間電気代(平均)
20L以下(1人) 1,765円
20L~30L(2人) 1,892円
30L以上(3人以上) 1,954円
出典:省エネ型製品情報サイト|経済産業省 資源エネルギー庁

【電子レンジの節約方法】
  • 電子レンジの中を定期的に掃除する
  • 一気にたくさんの物を温めない
  • 可能であれば事前に自然解凍をしておく
 

電気代の高い家電は使い方以外の節電方法も検討しよう

最近の電気代の高騰により、家電の使い方を見直すだけでは十分な節電効果を得るのが難しいかもしれません。日常生活で欠かせない家電を使い続けながらも、電気代を抑える工夫が必要です。

家電の電気代は、使い方を変えるだけでなく、他にも効果的な節電方法があります。ここでは、家電の使い方以外で実践できる、簡単な節電テクニックをご紹介します。

電気代が高い理由|世帯別の平均や電気代を抑える方法を紹介>>
 

家族そろって過ごす

家庭内での電気代を抑える効果的な方法の1つに、家族全員で同じ部屋に集まって過ごすことが挙げられます。家族がそれぞれ別の部屋で過ごすと、各部屋で照明やエアコンを使用することになり、全体の電気使用量の増加につながります。

一方、リビングなどの共有スペースで一緒に時間を過ごせば、使用する照明やエアコンを限定でき、不要な電気の消費を減らせるでしょう。

また、人のいない部屋の照明やエアコンをこまめに消す習慣をつけることで、より高い節電効果が見込めます。
 

省エネ家電に買い替える

古い家電は、エネルギー効率が悪く、最新の製品と比べて多くの電力を消費する傾向があります。そのため、古い家電を使い続けていると、電気代が不必要に高くなることも少なくありません。

省エネ家電に買い替えれば、無駄な電力消費を減らし、電気代の節約が期待できます。電気代が高くなりがちなエアコンや、冷蔵庫などの大型家電を省エネ型に更新すると大幅な節電効果が見込めます。

鈴与商事では、電気やガスなどのエネルギー供給だけでなく、省エネ基準を満たした家電製品のお取り扱いもしています。

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古い家電と省エネ家電の性能差や、タイプごとの省エネ性能については、下で詳しくまとめています。
 

【省エネ性能の向上について】
  • 「冷蔵庫」は10年前と比較して約40~47%の省エネ
  • 「電球形LEDランプ」は一般電球と比較して約86%の省エネ
  • 「テレビ」は9年前と比較して約42%の省エネ
  • 「省エネタイプのエアコン」は10年前と比較して約17%の省エネ
出典元:機器の買換で省エネ節約|経済産業省 資源エネルギー庁
 

家庭用の家電を賢く選び、エネルギー効率の良い生活を実現しましょう。
 

電力会社・電気プランを切り替える

電気代は、契約している電力会社や選んでいるプランによって大きく異なります。

電力会社によっては、時間帯によって基本料金が変わるプランや、使用した電気代に応じてポイントが貯まるプランなども用意されています。さまざまな選択肢のなかから、自分のライフスタイルに合ったものを選ぶことが大切です。

『鈴与のでんき』では、現在ご利用の電力会社の検針表を使用して、簡単な情報を入力するだけで、将来的な電気代の節約額をシミュレーションすることが可能です。ツールを利用することで、より具体的な節約効果を確認しやすくなります。

また、電気プランの選択や切り替えに関して不明点や疑問がある場合、各電力会社のカスタマーサービスに問い合わせることで、詳細なアドバイスを受けられます。電気プランの見直しは、節電対策の一環として有効です。

自分にあった電気の契約プランを見つけたいときには、鈴与のでんきの電気料金シュミレーションを活用してみてはいかがでしょうか。電気プランに関する疑問などのご相談も、お気軽にお問い合わせください。

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電気代の高い家電ランキング|省エネにつながる電化製品の使い方と節電のコツを紹介>>
 

まとめ

電気代が高くなりやすい家電には、エアコンや冷蔵庫、照明などがあります。

エアコンの場合、設定温度を調整したり、サーキュレーターを併用したりすることで節電効果が期待できます。また、照明は付けっ放しを避け、明るさが不足しないようにこまめに掃除することが大切です。

節電のためには、家電の使用方法を見直すだけでなく、省エネ家電への買い替えや、より経済的な電力会社やプランへの切り替えも検討しましょう。

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