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2024.05.29 WITHSMILE編集部

蓄電池のデメリット・メリットとは?不安を解消して導入を検討しよう

ご家庭で蓄電池の導入を考えているものの、デメリットの側面を不安に感じるという方もいるかもしれません。蓄電池の設置は、電気代の節約をはじめとしたさまざまなメリットを享受できる一方で、デメリットとして注意したいこともあります。デメリット・メリットの両方をあらかじめ理解しておくことで、自身に蓄電池が必要なのかを判断でき、導入後の後悔を防ぎやすくなるでしょう。

本記事では、蓄電池を設置するデメリットとメリットを解説します。エネルギーの自給自足や災害時の備えとして蓄電池に興味をお持ちの方は、ぜひ参考にしてみてください。
   
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蓄電池を設置するデメリット


 
蓄電池の設置には、次のようなデメリットがあることを理解しておきましょう。
 
  • 初期費用がかかる
  • 初期費用を回収するには時間がかかる
  • 蓄電してもうまく活用できないケースがある
  • 蓄電池には寿命(サイクル数)がある

蓄電池の導入費用は決して安いものではなく、そのコストを回収するまでには10年以上かかる可能性があります。それと同時に、蓄電池には耐久性があり、少しずつ蓄電可能な容量が低下していくことも念頭に置いておかなければなりません。
 

初期費用がかかる

蓄電池を導入するにあたっては、初期費用がかかります。蓄電容量が1〜14kWhの範囲のものであれば、工事費を含めた費用相場はおよそ48.4万~216.1万円(※)です。
株式会社三菱総合研究所の資料をもとに算出

蓄電池の容量・機能性・設置業者によって価格は変動するため、一概には言えないものの、安い買い物ではないことは確かでしょう。一般的には、電気代の節約や売電収入によって初期費用は回収できる見込みですが、初期費用が高額であるぶん、本当に回収ができるのか不安に感じるかもしれません。

ただし、蓄電池の設置時は、国や自治体が実施している補助金制度を活用することで、コストの負担を軽減できる可能性があります。例えば、静岡県富士宮市が行っている「令和5年度 富士宮市創エネ・蓄エネ機器設置費等補助金」では、テスラ『パワーウォール』も対象であり、条件に該当すれば上限10万円の補助が受けられます。

国やお住まいの自治体のホームページをチェックして、どのような補助金が利用可能かを確認してみてはいかがでしょうか。

あるいは蓄電池の設置業者へ相談し、補助金制度の利用についてアドバイスをもらうのも一つの方法です。鈴与商事では、蓄電池に関する補助金制度の相談も受け付けており、初期費用の負担を軽減するための具体的なアドバイスを求めることができます。

あらかじめ情報収集をして支援制度を上手に活用すれば、設置費用を抑えられるでしょう。
 
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初期費用を回収するには時間がかかる

蓄電池の初期費用の回収期間は、一般的に10~20年とされていますが、蓄電容量や補助金の利用有無、太陽光パネルの設置環境などによって変わるでしょう。「数年で初期費用を回収できるだろう」と考えて蓄電池を導入してしまうと、想像していたよりも回収に長い期間がかかり、後悔を生む場合があります。

この後悔を防ぐためには、導入前に家庭の状況に応じた初期費用の回収期間をしっかりとシミュレーションすることが重要です。鈴与商事では、お客様のご状況に応じたシミュレーションサービスを無料で行っています。

本当に必要な投資なのかを判断するためにも、導入前にはシミュレーションを行うようにしましょう。
 

蓄電してもうまく活用できないケースがある

蓄電池の活用がうまくいかない理由は、大きく二つあります。一つ目に、自宅での電力使用量に見合わない蓄電容量(貯めておける電気の最大量)の蓄電池を選んでしまった場合です。

例えば、家庭の電気使用量に対して蓄電池の蓄電能力が不足していると、蓄電池を頻繁に充電しなければなりません。蓄電池の蓄電と放電の回数には上限があるため、頻繁に充放電をしていると寿命が短くなってしまいます。蓄電池を長持ちさせるには、生活スタイルに合った蓄電容量のものを選ぶことがポイントです。

二つ目に、利用している電気プランが家庭に合っていないパターンです。蓄電池は太陽光パネルなどで発電した電気を貯めるだけでなく、電力会社から購入した電気を貯めておくこともできます。

このとき、深夜電力などの割安な電気料金プランを有効に活用しないと、思うような節約効果は得にくいかもしれません。場合によっては電気代がかえって高くなることも考えられるため、契約している料金プランを見直し、深夜などに電気を貯めておくようにしましょう。

蓄電池の設置はやめたほうがいい?理由と向いている人の特徴>>
 

蓄電池には寿命(サイクル数)がある

蓄電池には、サイクル数と呼ばれる寿命がある点にも注意が必要です。

サイクル数とは、蓄電池が充電して放電するまでの一連の流れを指し、「充電量0%から100%へ、そして再び0%へ」と変化する過程を1サイクルと数えます。機器によってサイクル数はあらかじめ設定されており、蓄電池の耐久性を示す重要な指標です。

サイクル数を超えたとしても蓄電池が使えなくなるわけではありませんが、1回あたりの充電容量が徐々に減少します。すると、蓄電池は本来の機能性を十分に発揮できなくなり、最終的には電池部分の交換や新しい機器への置き換えが必要になる可能性があるでしょう。

導入費用が高額なことを考えると、新品への置き換えが発生しうるという点は蓄電池のデメリットです。このため、蓄電池を選ぶときにはサイクル数や耐久性にも着目するなど、コストパフォーマンスの考慮が大切になります。
 

蓄電池の設置におけるメリット


 
蓄電池の導入はデメリットばかりでなく、次のようなメリットもあります。
 
  • 電気代が抑えられる
  • 災害時に備えることが可能
  • 地球環境への配慮が叶う

蓄電池の初期費用やコスト回収のデメリットが気になる方は、太陽光パネルと組み合わせることで、より効率的に電気代の削減が目指せるでしょう。
 

電気代が抑えられる

蓄電池を導入するメリットのひとつは、電気代を節約できるという点です。電気料金が比較的安い時間帯に電力会社から電気を購入して蓄電池に蓄えておき、電気料金が高くなる時間帯に事前に蓄えた電気を使用することで、節約効果が期待できます。節約効果をより高めるには、電気料金プランの内容を確認して、自宅の蓄電池の使用状況に合ったプランで契約するのがおすすめです。

なお、太陽光発電設備を併用している場合は、発電した電気を蓄電池に貯めておき必要なときに使用できるため、電力会社から電気を購入する必要はありません。よって、さらに電気代の節約が期待できるでしょう。

蓄電池と太陽光発電設備の組み合わせは、電気の自給自足を目指したい方にとってメリットのある方法です。
 

災害時に備えることが可能

太陽光発電設備と蓄電池の組み合わせは、災害時の備えとしても有効な手段です。停電が発生した場合、太陽光発電設備だけでは発電した電気を貯めておけず、朝や昼間にかけての発電している時間帯にしか電気を使えません。蓄電池があれば、日中に太陽光発電設備で発電した電気を貯めておき、発電できない夜間や曇り、雨天時のように天候が悪いときでも電気を使うことが可能です。

なお、蓄電池は停電時に供給される電力の範囲として「全負荷型」と「特定負荷型」の二つのタイプがあります。全負荷型は停電時でも家全体に電力を供給するタイプで、家中の電化製品を使用できるのが特徴です。一方の特定負荷型は、事前に選択した特定の部屋や電化製品のみに電力を供給する仕組みになります。

災害時の電力供給を考えるときには、自宅の電力供給範囲や予算などを総合的に判断し、より有効活用できる蓄電池のタイプを選択しましょう。
 

地球環境への配慮が叶う

蓄電池との組み合わせに適した太陽光発電は、発電過程で二酸化炭素(CO2)を排出しない、地球環境に優しい再生可能エネルギー源です。経済産業省の資源エネルギー庁によれば、2022年度における主な発電方法は火力発電で、国内全体の発電量を見るとその割合は72.7%にも上りました。

石炭・化石燃料を燃やす火力発電は、発電過程でCO2を排出するため、気候変動の一因となることが問題視されています。これに対し、太陽光発電設備と蓄電池の併用では、「作る・貯める・使う」という電気の自家消費サイクルが実現可能です。

電力供給に伴うCO2排出量を大幅に削減できるという点で、太陽光発電設備と蓄電池の組み合わせは、持続可能な社会づくりに貢献するでしょう。
 

蓄電池の必要性



ここまで蓄電池のメリットとデメリットを解説してきましたが、導入する目的によってその必要性は変わります。そもそも蓄電池は電気を貯めるための装置であり、いざというときにその蓄えた電気を使うことが主な役割です。使いきれなかった電気は、買取会社に売ることで売電収入を得ることもできます。

太陽光発電設備は、電気を作り出せても貯めることはできないため、発電できない夜間などは電気を購入しなければなりません。蓄電池の導入は、夜間や災害時に貯めた電気を効率的に使用できるため、「電気代を節約したい」「災害時に備えたい」といった目的がある方には必要性が高いといえるでしょう。

このように生活スタイルや太陽光発電設備の設置環境によっても、蓄電池のメリットは変わります。導入を悩んでいる場合は、蓄電池の設置を得意とした専門家に相談してみてはいかがでしょうか

鈴与商事では、蓄電池導入に関する不安や疑問を解消するとともに、目的に合わせたご提案を行っています。専門家の助言を受けることで、自分の生活スタイルに最適な蓄電池選びができるでしょう。
 

まとめ

蓄電池の導入には、初期費用や寿命(サイクル数)などのデメリットがある反面、太陽光発電設備と併用することで節約や災害時の備えになるというメリットもあります。ただし、必要性の高さは、導入の目的や生活スタイルによっても違ってくるでしょう。自分自身で蓄電池を導入するか否かを検討することも可能ですが、専門家の意見を聞くことで、より具体的なシミュレーションをもとに判断できるようになります。

蓄電池の設置を検討している方は、蓄電池を取り扱っている鈴与商事へお気軽にご相談ください。費用面の不安や太陽光発電設備との併用、設置スペースに関する疑問などを解消して、蓄電池が必要かどうかをより的確に判断してみましょう。
 
蓄電池の導入にお悩みの方は
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