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2023.07.18 WITHSMILE編集部

太陽光発電はやめた方がいい?理由やおすすめの人とは

近年、環境への配慮や、電気代の節約を目的に、太陽光発電を導入する家庭が増えています。しかし、太陽光発電について口コミをチェックすると「やめたほうがいい」という意見も少なくありません。

そこで本記事では、太陽光発電はやめたほうがいいと言われる理由を解説したうえで、太陽光発電がおすすめな人、おすすめでない人の特徴をそれぞれ紹介します。導入を検討している方は、ぜひご一読ください。
 
■目次
  まとめ

太陽光発電・蓄電池の導入にお悩みの方は
\お気軽にご相談ください!/

太陽光発電はやめたほうがいいと言われる理由

太陽光発電はやめたほうがいいと言われる主な理由としては、以下の7つが挙げられます。
 
  • 初期費用が高く元を取るまでに時間がかかる
  • 売電価格が年々下がっている
  • 太陽光の出ていない時間帯は発電できない
  • 設置環境に発電量が左右される
  • 悪徳な営業会社が存在する
  • 雨漏りのリスクがある
  • メンテナンス費用がかかる

それぞれ見ていきましょう。
 

初期費用が高く元を取るまでに時間がかかる

太陽光発電を導入すれば、月々の電気代を節約できたり、売電収入を得たりすることができます。

しかし、初期費用は決して安くはないため、回収するためには約10年かかるとされています。資源エネルギー庁 によると、一般家庭に導入される太陽光発電設備の平均容量(4.5kW)の初期費用は、2023年の調達価格で約127.8万円(※)です。

このように、太陽光発電設備を導入しても数年で元を取れるわけではないため、長い目で見る必要があるでしょう。

一方で、太陽光発電設備の導入費用は過去10年間で大幅に低減しているため、導入しやすくなっていると言えます。2013年と2023年の初期費用を比較すると、2023年の初期費用は59万円も安くなっています。

■太陽光発電設備の初期費用の推移(一般家庭に導入される平均容量:4.5kW)
2023年の平均調達価格:127.8万円
2013年の平均調達価格:186.8万円

186.8万円-127.8万円=59万円
参照:太陽光発電について|資源エネルギー庁
※小数点第二位は切り捨て

初期費用が高いことがネックとなり太陽光発電の導入を悩まれている場合は、「0円ソーラー」の利用をおすすめします。「0円ソーラー」とは、初期費用を業者が負担する代わりに、住宅の所有者が電気代または定額のリース料金を支払うことで、初期費用の負担を実質ゼロにする仕組みです。

鈴与商事の「0円ソーラー」では、以下3つのプランをご用意しており、お客様のニーズに合わせてご検討いただけます。
 
プラン1:太陽光発電設備の設置
プラン2:太陽光発電設備+蓄電池
プラン3:太陽光発電設備の設置(あとから蓄電池や電気自動車の充電設備を設置)
 
\初期費用0円で太陽光発電を設置/

2022年設置の平均調達価格からシミュレーションを行った結果については、以下の記事をご覧ください。

太陽光発電は何年で元が取れる?回収を早める4つの方法も紹介>>
 

売電価格が年々下がっている

太陽光発電設備によって発電した電気は、FIT制度(再生可能エネルギーの固定価格買取制度)により電力会社へ売ることができますが、その買取価格が年々下がっています。そのため、売電収入に大きな期待を寄せるのは難しい状況となっています。

FIT制度が導入された2012年度の買取価格は1kWhあたり42円(※1)でしたが、2024年度の買取価格は16円(※2)となり、26円も安くなりました(容量10kW未満の場合)。

しかし、発電した電気を自宅で使用することで、電気代の節約効果が期待できます。電気代の高騰が続く今だからこそ、売電収入ではなく、電気代の節約という観点で太陽光発電設備の導入を検討してみてはいかがでしょうか。初期費用やメンテナンス費用を考慮しても、長期的に見れば自宅の電気代の削減が見込めます。

例えば、2013年から2022年までの10年間の平均年間電気代(全世帯)を比較すると、2013年は9,118円であったのに対し、2022年は10,559円と1,441円高くなっています。また、2022年から2023年にかけては、世界的な燃料価格の高騰や再エネ割賦金の値上がりで、1年間で1,953円も高くなりました。世帯数が多い、または在宅で電気を使うことが多い場合は、より電気代の高騰の影響を受けやすいでしょう。


出典元:家計調査|総務省

(※1)買取価格・期間等(2012年度~2023年度)
(※2)買取価格・期間等(2024年度以降)
 

太陽光の出ていない時間帯は発電できない

太陽光発電設備は、その名の通り太陽光を利用して電気を作ります。そのため、夜間など太陽光の出ていない時間帯は発電することができません

また、発電される電気は太陽光発電設備の稼働中に使えるため、昼間に家を留守にする方は売電するしか選択肢がなく、電力会社による買取価格が下がっている今、大きな節約効果が期待できません。

そこでおすすめなのが、蓄電池との併用です。蓄電池を導入することで、太陽光発電設備で発電した電気を貯めておくことができ、昼間に発電した電気を夜間に使用することが可能になります

また、蓄電池は万が一の災害時にも役立ちます。停電が発生した場合でも、蓄電池に蓄えた電気を利用すれば、電力の供給を確保できます。

太陽光発電設備の導入を検討する際には、ぜひ蓄電池の併用も視野に入れてみてください。
 

設置環境に発電量が左右される

太陽光発電の発電量は、環境的な要因によって変動します。そのため、設置前に行ったシミュレーションと実際の発電量に差が出ることもあるでしょう。

発電量を左右する要素としては、以下のようなものがあげられます。

■発電量を左右する要素
地域、季節、時間帯、天候、太陽光パネルの向き・方角

通常の業者では収益に影響を及ぼすほどのズレは生じませんが、なかには信頼性に欠ける業者も存在するため、設置後に後悔するケースがあります。過去の実績や口コミなどを参考に、信頼できる業者を選ぶことが重要です。

鈴与商事では、設置前の詳細なシミュレーションはもちろん、過去4万件を超える施工実績で培った経験を活かし、安全かつ確実な設置工事を行っています。

お客様の住宅でどのくらいの発電量が期待できるか、経験豊富なスタッフがご自宅まで訪問して無料で調査いたしますので、ぜひお気軽にご相談ください。

\自宅でどれくらいの発電量が見込める?/
 

悪徳な営業会社が存在する

太陽光発電に関連した詐欺行為が発生していることも、やめたほうが良いと言われる要因の1つです。

太陽光発電の料金プランや相場はわかりにくいため、それを悪用して高額請求してくる業者も存在します。また、設置作業の経験・知識や実績が明らかに不足している業者だと、施工不良を引き起こしかねません。

良質な販売店を選ぶことができれば、このような被害を回避できます。相見積もりを依頼して費用感を確認したり、実績が豊富な施工業者に依頼するようにしましょう。
 

雨漏りのリスクがある

太陽光パネルの設置には、住宅の屋根に架台を取り付ける必要があります。その架台の取り付けには、屋根に穴を開けて金具を取り付ける方法が主流です。

この方法は屋根材の下にある防水シートに穴を開けるため、雨漏りのリスクが発生すると考える方もいるでしょう。たしかに穴を開ける作業があるため、リスクが全くないとは言い切れません。

ただし、結局は施工業者の技術力や使用する建材の質に依存します。実績豊富な施工業者に依頼すれば、最適な施工を行ってくれるため、雨漏りの心配はほとんどありません

また、屋根によっては穴を開けずに設置できる方法(※)もあります。事前に業者へ設置方法を確認することをお勧めします。

※取り扱いがない場合もあるため、ご希望の方は依頼する業者にご確認ください。
 

メンテナンス費用がかかる

太陽光発電設備は、長期間にわたり安定した発電を行うために定期的な点検とメンテナンスが必要で、このメンテナンスには費用がかかります。太陽光発電協会が定める「太陽光発電システム保守点検ガイドライン」では、所有者による月1回程度の目視点検に加え、専門技術者による4年に一度の点検を推奨しています。専門技術者による点検にかかる費用は、1回あたり約2.9万円程度です(※)。

また、寿命や故障により部品や機器の交換が必要となった場合は、交換費用も発生します。

太陽光発電設備の性能を最大限に引き出すには、定期的なメンテナンスと点検が欠かせません。そのため、初期投資だけでなく、メンテナンス費用や将来的な部品交換費用も考慮しておくことが大切です。

(※)令和4年度以降の調達価格等に関する意見 |調達価格等算定委員会
 

太陽光発電はやめたほうがいいは間違い?設置に関するQ&A



ここでは、「太陽光発電はやめたほうがいい?」という疑問に関連するQ&Aを紹介します。
 

設置するメリットは?

これまで、太陽光発電設備の設置に関する否定的な意見について述べてきましたが、太陽光発電には、以下のような多くのメリットがあります
 
  • 電気代の節約になる
  • 発電して余った電気を売ることができる
  • 停電しても電気を使用できる
  • 再エネ賦課金の負担を減らせる
  • 住宅内が過ごしやすい温度になる
  • 地球環境にやさしい

太陽光発電のメリットに関しては、以下の記事で詳しく紹介しています。

太陽光発電のメリットとは?特徴を理解して導入を検討しよう>>
 

2024年現在、設置するのはもう遅い?

売電価格が下がった現在、「設置するのはもう遅いのでは?」と太陽光発電設備の導入を悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

しかし、以下のような理由から、2024年からの太陽光発電設備の導入も決して遅くはありません
 
  • 10年前と比べて太陽光発電設備の導入費用が低減傾向にある
  • 電気代が高騰している昨今だからこそ、電気代の節約効果が大きい
  • 国や自治体による補助金制度を活用することで初期費用の負担を大幅に抑えられるため、初期費用の回収年数も10年よりも早めることができる可能性がある
  • 予想される大規模地震や、台風などの停電時の備えとなる(蓄電池の併用により効果はアップする)
 

太陽光発電の設置がおすすめな人・おすすめでない人

太陽光発電の設置は、おすすめな人とそうでない人がいます。それぞれの特徴を、詳しく解説していきます。
 

おすすめな人

太陽光発電の設置がおすすめなのは、次のような人です。
 
  • 日中に在宅することが多い人:太陽光発電設備が稼働する日中に電気を使用できる
  • 電気代が高く削減したい人:電力会社から購入する電気量を減らせる
  • 停電や災害に備えたい人:災害時にも電力供給が続くことで安心感が持てる
  • 日当たりの良い家に住んでいる人:発電量に期待ができる
  • 屋根面積が広い人:屋根に広く太陽光パネルを設置できる

災害の多い日本では、災害対策の一環として太陽光発電設備の設置を検討する方が増えています。太陽光発電は停電時でも電力を確保できるため、非常時の備えとして有効です。

ただし、設置がおすすめかどうかは住環境によって変わってくるため、詳しくは専門業者に相談してみましょう。

鈴与商事では、太陽光発電および蓄電池に関するご相談を無料で承っております。経験豊富なスタッフが、皆様の疑問や不安に丁寧にお答えし、最適な解決策を提案いたしますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
 
太陽光発電や蓄電池の設置について
\お気軽にご相談ください!/
 

おすすめでない人

太陽光発電の設置がおすすめでないのは、次のような人です。
 
  • 日中家にあまりいない人:太陽光発電設備が稼働する日中でなければ電気を使用できないため
  • 電気代が高くない人:節約効果が実感しにくい
  • 日当たりの悪い家に住んでいる人:周辺に高い建物があるなど日が当たりづらい
  • 屋根が小さいもしくは複雑な形をしている人:太陽光パネルが設置しにくい、設置できてもわずかである
  • 引越しや建て替えの予定がある人:初期費用が重ねてかかるのでお得ではない

このなかで「日中家にあまりいない人」のみ該当する場合は、蓄電池の併用で問題を解消できます。蓄電池を使用することで、発電した電気を貯めておき、在宅時に使用できます。

ご自身の生活環境や将来の計画に合わせて、太陽光発電の導入を検討してください。
 

まとめ

太陽光発電設備の設置は、電気代の節約や環境への貢献など多くのメリットがある一方で、初期投資や設置環境に関する懸念も少なくありません。

例えば、電気代が高くない方や日中家にいない方、日当たりの悪い家に住んでいる方、屋根が小さいもしくは複雑な形をしている方、そして引越しや建て替えの予定がある方などは、より慎重に検討した方がいいと言えるでしょう。

しかし、日中家にあまりいない場合は、蓄電池の併用で問題を解決できる場合があります。鈴与商事では太陽光発電にまつわるさまざまな疑問に対して、専門的なアドバイスを提供しています。太陽光発電設備の設置について疑問や不安がある方は、ぜひ鈴与商事にご相談ください。
 
太陽光発電・蓄電池の導入にお悩みの方は
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