特集
2019.10.10
山梨のワイン産地をまるごと楽しむ「ワインツーリズムやまなし」
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秋の山梨!といえばワインを思い浮かべる方も多いはず。ぶどう栽培が盛んな山梨ではワインを醸造しているところも多く、80を超えるワイナリーがあります。たくさんのワイナリーが点在する甲州市勝沼には週末になるとたくさんの人が訪れ、ワイナリー巡りを楽しむ姿も多く見られます。
でも実はワイナリーを巡って山梨のワインを楽しむという光景は、10年ほど前まではそう多くは見られないものでした。
どうして山梨のワインやワイナリー巡りがこんなに世に広まったのか?
そのきっかけをつくったのは、実は「ワインツーリズム」という民間で取り組んでいる活動なんです。
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「ワインを醸造する人やぶどうを栽培する人たちを訪ねて会話を楽しんだり、ぶどう畑のある風景、ワイン産地の歴史や風土、地域の食など、このワイン産地ならではの体験をしてもらえる場を提供し、ワイナリーのある地域に行って楽しむという観光を促すのがワインツーリズムなんです」
そう説明してくれたのは、ワインツーリズムの総合プロデューサーを務めている大木貴之さんです。
甲府市内で「For Hearts Cafe」を営む大木さんは、20代は都内でマーケティングやコンサルタントの仕事をしていて、その後、地元の山梨に戻ってきて店をオープンしました。
店では当初、海外のワインを出していましたが、山梨のワインの造り手と知り合うようになり、ワイン造りへの想いや醸造の過程、ぶどうの栽培などを知り、「山梨県産ワインをもっと広めていきたい」「日常的に山梨県産ワインを楽しめる街にしていこう」と、同じ想いを持つ仲間とともに2008年にワインツーリズムをスタートしました。
今年で12回目となる「ワインツーリズムやまなし」のコンセプトは「至らず、尽くさず」。
「集合場所に行ったらバスに乗せられて、何ヵ所か連れられていって帰ってくるという与えられるイベントでは、結局行っただけ、参加しただけになってしまうんですよね。ワインツーリズムはそれとは正反対の“自分から狩りに行く”感じのイベントなんです」と大木さん。
ワインツーリズムはインターネットで事前に予約すると、まずガイドブックが送られてきます。
それをもとに事前に地域を“予習”して、どのワイナリーを巡ろうかな?ランチはどこでする?泊まるのはホテルにしようか?旅館にする?お土産はどんなものがあるかな?などなど、産地を満喫するオリジナルのプランを立ててみてくださいね。
当日は受付をしたら、自分が立てたプランで自由に産地巡りをスタート!
無料の循環バスが走っているので、それを活用しながら、ワイナリーで醸造家と話をしながらテイスティングを楽しんだり、ぶどう畑を訪ねたりしながら、ぜひ自分だけのお気に入りのワインや風景を見つけてみてください。
地域の商店や飲食店に立ち寄って、その地ならでの食を味わったり、ボランティアで道案内などをしている地域の方たちと交流するのも旅の楽しみのひとつ!おすすめの店やお土産、眺めのいいスポットなど、地元ならでの情報を教えてもらえるかもしれませんね。
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「自由度が高いので少しわかりにくいかもしれませんが、その分いろんな楽しみ方ができるのがワインツーリズムなんです。ワイナリーだけでなく、ワイナリーのある産地全体をまるごと楽しんでください」と大木さんも言っています。
今年は11月9日~11日の3日間、開催します。ワイナリー産地をたっぷり、ゆっくり楽しんでもらえる2日間と3日間のプランが用意されています。
参加するワイナリーは年々増えていて、今年は約70のワイナリーが参加予定。エリアも拡大していて、勝沼をはじめ、塩山、笛吹市、山梨市、牧丘、甲府市、韮崎市、甲斐市の多彩なワイナリーを巡ることができます。
全国各地から2000人を超える人が参加していて、毎年楽しみに訪れるリピーターも増えています。宿泊する人も多く、温泉でゆったりと過ごすのもおすすめです。
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甲府駅周辺でも山梨県産ワインを提供する店は当初は「For Hearts Cafe」だけでしたが、今では70店舗以上で飲むことができます。
「ここまでくるには決して順調ではなく、人員的にも資金的にも大変なこともたくさんありますが、このワインツーリズムの活動をきっかけに山梨県産ワインがこれだけ認知されるようになり、また醸造家だけでなく、産地の多くの人が連携してこの地域を盛り上げるようになり、活動をしてよかったと思います。これからも産地も、訪れる方も、みんなが一緒になってこの産地ならではの世界観をつくっていければと思います」と大木さんは笑顔で語ります。
さらに「目標は『ワインツーリズムやまなし』というイベントがなくなることです。イベントとしてやらなくても、多くの人が山梨のワイン産地を訪れ、ワイナリーを巡り、地域の食や文化、人との交流を楽しむことを日常にしていきたいです。そのためにも今後は産地を訪れる人のストレスを減らすインフラの整備などに取り組むとともに、産地に住んでいる人たちの利益にもなる地域づくりをさらに進めていきたいと思います」と語る大木さん。
その頭の中にはさまざまな画期的なプランと、地域づくりへのあふれる想いがまだまだたくさんありそうです。
ワイン産地としてはもちろん、地域づくりの取り組みとしても、今後の山梨に、勝沼に、そしてワインツーリズムの活動に、ぜひ注目してみてください。
■ワインツーリズムやまなし2019
11月9日(土)、10日(日)、11日(月)
3days(11.9~11.11)チケット8,800円
2daysA(11.9~11.10)チケット6,600円
2daysB(11.10~11.11)チケット5,500円
・申し込み締め切り
10月29日(火):銀行振込締め切り
11月7日(木):カード決済締め切り
※定員(2500人)になり次第締め切り
無料の循環バスの運行時間は、決まり次第HPで発表します。
▼イベントの詳しい内容、申し込みはHPをチェックしてください。
https://www.yamanashiwine.com
でも実はワイナリーを巡って山梨のワインを楽しむという光景は、10年ほど前まではそう多くは見られないものでした。
どうして山梨のワインやワイナリー巡りがこんなに世に広まったのか?
そのきっかけをつくったのは、実は「ワインツーリズム」という民間で取り組んでいる活動なんです。
ワインがボトルに入るまでのプロセスを五感で楽しむ
「ワインツーリズムやまなし」はワインを飲むだけでなく、ワインがボトルに入るまでのプロセスやワインを取り巻く環境を五感で体感し、理解を深めながら山梨のワインを楽しんでもらおうというイベントです。「ワインを醸造する人やぶどうを栽培する人たちを訪ねて会話を楽しんだり、ぶどう畑のある風景、ワイン産地の歴史や風土、地域の食など、このワイン産地ならではの体験をしてもらえる場を提供し、ワイナリーのある地域に行って楽しむという観光を促すのがワインツーリズムなんです」
そう説明してくれたのは、ワインツーリズムの総合プロデューサーを務めている大木貴之さんです。
甲府市内で「For Hearts Cafe」を営む大木さんは、20代は都内でマーケティングやコンサルタントの仕事をしていて、その後、地元の山梨に戻ってきて店をオープンしました。
店では当初、海外のワインを出していましたが、山梨のワインの造り手と知り合うようになり、ワイン造りへの想いや醸造の過程、ぶどうの栽培などを知り、「山梨県産ワインをもっと広めていきたい」「日常的に山梨県産ワインを楽しめる街にしていこう」と、同じ想いを持つ仲間とともに2008年にワインツーリズムをスタートしました。
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コンセプトは「至らず、尽くさず」。巡り方も、楽しみ方も自由!
今年で12回目となる「ワインツーリズムやまなし」のコンセプトは「至らず、尽くさず」。「集合場所に行ったらバスに乗せられて、何ヵ所か連れられていって帰ってくるという与えられるイベントでは、結局行っただけ、参加しただけになってしまうんですよね。ワインツーリズムはそれとは正反対の“自分から狩りに行く”感じのイベントなんです」と大木さん。
ワインツーリズムはインターネットで事前に予約すると、まずガイドブックが送られてきます。
それをもとに事前に地域を“予習”して、どのワイナリーを巡ろうかな?ランチはどこでする?泊まるのはホテルにしようか?旅館にする?お土産はどんなものがあるかな?などなど、産地を満喫するオリジナルのプランを立ててみてくださいね。
当日は受付をしたら、自分が立てたプランで自由に産地巡りをスタート!
無料の循環バスが走っているので、それを活用しながら、ワイナリーで醸造家と話をしながらテイスティングを楽しんだり、ぶどう畑を訪ねたりしながら、ぜひ自分だけのお気に入りのワインや風景を見つけてみてください。
地域の商店や飲食店に立ち寄って、その地ならでの食を味わったり、ボランティアで道案内などをしている地域の方たちと交流するのも旅の楽しみのひとつ!おすすめの店やお土産、眺めのいいスポットなど、地元ならでの情報を教えてもらえるかもしれませんね。
「自由度が高いので少しわかりにくいかもしれませんが、その分いろんな楽しみ方ができるのがワインツーリズムなんです。ワイナリーだけでなく、ワイナリーのある産地全体をまるごと楽しんでください」と大木さんも言っています。
今年は11月9日~11日の3日間、開催します。ワイナリー産地をたっぷり、ゆっくり楽しんでもらえる2日間と3日間のプランが用意されています。
参加するワイナリーは年々増えていて、今年は約70のワイナリーが参加予定。エリアも拡大していて、勝沼をはじめ、塩山、笛吹市、山梨市、牧丘、甲府市、韮崎市、甲斐市の多彩なワイナリーを巡ることができます。
全国各地から2000人を超える人が参加していて、毎年楽しみに訪れるリピーターも増えています。宿泊する人も多く、温泉でゆったりと過ごすのもおすすめです。
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目標は「ワインツーリズムやまなし」というイベントがなくなること!?
ワインツーリズムの12年間の活動により、山梨県産ワインは多くの方に知ってもらい、飲んでもらえるようになりました。勝沼地域では週末ともなるとワイナリーを目当てに散策する人が増え、飲食店も新たに10店舗以上オープンしています。甲府駅周辺でも山梨県産ワインを提供する店は当初は「For Hearts Cafe」だけでしたが、今では70店舗以上で飲むことができます。
「ここまでくるには決して順調ではなく、人員的にも資金的にも大変なこともたくさんありますが、このワインツーリズムの活動をきっかけに山梨県産ワインがこれだけ認知されるようになり、また醸造家だけでなく、産地の多くの人が連携してこの地域を盛り上げるようになり、活動をしてよかったと思います。これからも産地も、訪れる方も、みんなが一緒になってこの産地ならではの世界観をつくっていければと思います」と大木さんは笑顔で語ります。
さらに「目標は『ワインツーリズムやまなし』というイベントがなくなることです。イベントとしてやらなくても、多くの人が山梨のワイン産地を訪れ、ワイナリーを巡り、地域の食や文化、人との交流を楽しむことを日常にしていきたいです。そのためにも今後は産地を訪れる人のストレスを減らすインフラの整備などに取り組むとともに、産地に住んでいる人たちの利益にもなる地域づくりをさらに進めていきたいと思います」と語る大木さん。
その頭の中にはさまざまな画期的なプランと、地域づくりへのあふれる想いがまだまだたくさんありそうです。
ワイン産地としてはもちろん、地域づくりの取り組みとしても、今後の山梨に、勝沼に、そしてワインツーリズムの活動に、ぜひ注目してみてください。
■ワインツーリズムやまなし2019
11月9日(土)、10日(日)、11日(月)
3days(11.9~11.11)チケット8,800円
2daysA(11.9~11.10)チケット6,600円
2daysB(11.10~11.11)チケット5,500円
・申し込み締め切り
10月29日(火):銀行振込締め切り
11月7日(木):カード決済締め切り
※定員(2500人)になり次第締め切り
無料の循環バスの運行時間は、決まり次第HPで発表します。
▼イベントの詳しい内容、申し込みはHPをチェックしてください。
https://www.yamanashiwine.com