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太陽光発電の固定価格買取制度(fit)の買取期間が終了したらどうなるの?

太陽光発電の固定価格買取制度(fit)の買取期間が終了したらどうなるの?

「太陽光発電の買取期間終了」、「2019年問題」、「卒FIT」、・・・。最近、目にすることが増えたような気がしませんか?
知っている人もいるかと思いますが、今年の10月末以降、「固定価格買取制度(FIT)の適用期間が終了される人が出てきます。
そこで今回は、「買取期間が終了したらどうなるの?」「どうすればいいの?」と疑問に思っている方にお答えするために、鈴与商事の担当の岡本さんにも話を聞いてきました。ご自宅に太陽光発電システムを設置している方はもちろん、これから設置を考えている方も、知っておいた方が良いこと間違いなし!参考にしてくださいね。
 

太陽光の「固定価格買取制度(FIT)」ってなに?終了するってどういうこと?2019年問題とは

そもそも太陽光の「固定価格買取制度(FIT)」とは、発電して余った電気を10年間、国が決めた優遇価格で電力会社が買い取ってくれるという制度です(※ 10kW以上の買取期間は20年間)。太陽光発電を普及させることを目的としています。この「固定価格買取制度(FIT)」が始まったのが2009年11月1日。満10年を迎える2019年10月末以降、順次買取期間が終了する方が出始めます。買取期間が終了した後は、今までのように優遇された価格では買い取ってもらえなくなるんです。
 

買取期間が終わった後はどうなるの?気になることを全部きいてみよう!



実際に太陽光発電システムを設置している人からすると、「買取期間が終了後、どうしたらいいのか?」と不安や疑問に思うところがたくさんあると思います。そこで、太陽光のことならおまかせ!鈴与商事 くらしサポート販売部 太陽光システム営業課の岡本さんに気になることを全部聞いてみました!
 
Q:はじめに、自分の固定価格買取期間終了はどうやって確認できるのでしょうか。
 
岡本さん:
買取期間が終了間近の方は、現在ご契約中の電力会社から終了前(3~6ヶ月前)にハガキ等で個別にお知らせが来ます。それ以外のタイミングで確認したい場合は、ご契約中の電力会社に直接お電話でお問い合わせいただくか、設置した際の保証書や契約書等に運転開始日(売電開始日)が記載されていれば、そこから10年後が買取期間終了日となります。
 
Q:早い方は今年の10月末で買取期間が終了しますが、ずばり!買取期間が終了した後はどうなるんでしょうか?
 
岡本さん:
買取期間が終了した後は、法律による買取義務はなくなる為、お客さまご自身が「太陽光発電で余った電気をどう活用するか」を決めることになります。大まかな活用方法としては、①「新たに電力会社と契約し、電気を売り続ける」、②「蓄電池などを導入し、余った電気をご家庭でできる限り使う」の2つになります。



Q:電気を売り続けたい場合、買取価格や期間はどうなるのでしょうか。
 
岡本さん:
買取価格や期間は買い取る会社ごとに異なります。中部電力や東京電力など大手電力会社以外にも買取サービスを行う電力会社はたくさんありますので、ご自宅のエリアで買い取りができる会社を探し、買取価格や期間などを比較し、よりメリットのある会社を選んでいただくのがポイントです
ただし、一般的な買い取り価格は7~10円/kWh(税込)程度となり、固定価格買取制度(FIT)の優遇された価格よりは大幅に下がってしまいます。
 
Q:「余った電気を自宅でできる限り使う」とはどのような方法がありますか? 
 
岡本さん:
例えば、蓄電池や電気自動車を導入すれば、余った電気を蓄えることができ、夜間など太陽光発電で賄えない時間帯に使ったり、電気自動車のエネルギーとして活用できます。また、お湯を貯めるタンクがある給湯器があれば、余った電気でお湯を沸かし、タンクで貯めておくことで、必要なときにお湯として活用することもできます。
 
Q:蓄電池がおすすめなんですね。蓄電池のメリットデメリットが知りたいです。
 
岡本さん:
メリットの1つ目は「停電時の備え」です。近年、大きな自然災害が増え、地震や豪雨等で長期間の停電が発生し、復旧には1週間以上かかることもあります。水や食料を備えている方は多いですが、蓄電池で電気も備えておけば更に安心です。
メリットの2つ目は「電気代の削減」です。先ほどお話しした通り、固定価格買取期間を終了した方は、日中の太陽光発電で余った電気を蓄電池に貯め、夜間等に使うことで、電気代を削減することができます。
デメリットは、現時点では「導入費用が割高」なことです。製品にもよりますが、一般的に6kWhの蓄電池が工事費込みで150万円ほどかかり、経済メリットがあるとは言えません。ですが、「防災対策として電気の備蓄ができる」、「電気を買わないエコな生活ができる」、
という理由で蓄電池を購入される方が増えてきています。国も防災対策の一環として、今年度、蓄電池の導入に補助金を交付しています。ぜひ一度ご検討されてみてはいかがでしょうか?
※ 補助金額は製品や購入価格によって異なります。また、予算に達した場合は受付終了となります。
 
Q:もし古くなった太陽光パネルを撤去して新品に買い替えて、新しいパネルを設置し直したら、固定価格買取制度の期間もリセットされるのでしょうか。
 
岡本さん:
残念ですが、リセットはされません。同じ場所で、過去に固定価格買取制度を利用している方は、新しいパネルに付け替えたとしても、新たに本制度の認定を受けることはできません。
 
Q:買取期間終了後に何もしなかった場合、どうなってしまいますか。
 
岡本さん:
現在買取を行っている中部電力や東京電力などの大手電力会社の多くは、何もしなくても自動更新で新たな買取価格で買い取るメニューがあります(詳しくは現在ご契約中の電力会社にご確認ください)。但し、よりメリットのある買取価格や利用方法がある可能性も
十分ありますので、事前に複数の会社の買取価格やご自宅で利用する方法を検討することをお勧めします。
 


いかがでしたか?固定価格買取の期間が終わってしまってからは、防災に備えたい、よりエコな暮らしにしたい、売電してお金に換えたいなど、何を重視するかによって余った電気の使い道を考えると良さそうですね。
太陽光発電システムを設置している方は、ぜひ固定価格買取期間終了後の使い道を家族で相談してみてくださいね!
 
 
太陽光の買取期間終了後のご相談は鈴与商事までお気軽にお問い合わせください!
  WEB  : お問い合わせはこちらから
  電話   : 0120-224-215(受付時間 平日 9:00〜18:00)

 
 

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