乾太くんの購入を考えるにあたって、衣類が縮むのではないかと心配している方もいるでしょう。

ガス衣類乾燥機の乾太くんは、およそ80℃の熱風で衣類を乾かすため、素材によっては熱に耐えられず縮んでしまう可能性があります。

本記事では、乾太くんで乾燥させた場合に縮む素材と、縮まない素材を紹介します。また、縮ませないための対策についてもあわせて見ていきましょう。乾太くんの購入を考えている方は、ぜひ参考にしてください。  

乾太くんで縮む可能性がある素材

• 麻
• 再生繊維（レーヨン）
• ニット
• ウール

また、上記素材と合わせて、以下のマークが付いている衣類は乾太くんの利用で縮んだり伸びてしまったりする可能性があるので注意が必要です。

■上限60℃までのタンブル乾燥がOK



■タンブル乾燥禁止


画像引用元：新・洗濯表示の正しい意味は？ | 知らないとソン お洗濯のコツ | 洗濯機・衣類乾燥機 | Panasoni

乾太くんを使用する前に、これらのマークがタグに記載されていないかを確認しましょう。

そのほか、以下の素材を使った衣類も、乾太くんを使うと傷んでしまう可能性があります。


引用：リンナイ 家庭用ガス衣類乾燥機 取扱説明書より
 

乾太くんを使った際に衣類が縮んでしまう理由

• 熱によって繊維が収縮してしまうこと
• 回転によって網目が詰まってしまうこと

乾太くんは、80°Cの熱風を当てながら庫内を回転させて乾燥します。そのため、熱に弱い素材はダメージを受けやすく、回転による傷みも受けてしまいます。

熱に弱い素材や目詰まりの可能性がある素材は、乾太くんの使用を避けましょう。
 

乾太くんで衣類を縮めないための対策

洗濯表示を確認するほかに、乾太くんで衣類を縮めないための対策を4つ紹介します。
乾太くんの導入を考えている方はチェックしてみてください。
 

縮ませたくない衣類だけ吊り干しする

第一に考えられる対策としては、縮ませたくない衣類のみ、従来の方法で吊り干しすることです。

ただし、吊り干しが必要な衣類が多くなってしまうと、時短という乾太くんのメリットを感じられなくなる可能性があります。乾太くんを設置する前に、どのような衣類を所有しているかの確認が大切です。

衣類が縮むことのほかにもガス乾燥機のデメリットを知りたい方は、以下のページもチェックしてみてください。

ガス衣類乾燥機を導入するデメリット6つ・メリット8つ＞＞
 

途中で取り出して吊り干しに切り替える

乾太くんで完全に乾かしきらず、生乾きの状態で外干しに切り替えることで、縮みを抑えられる可能性があります。

取り出す目安は30分程度ですが、生乾きの状態は衣類や容量によって異なるため、縮む可能性のない衣類を乾燥させて、どれくらい乾燥するのか確かめると確実でしょう。

乾燥機の容量を守る

乾太くんには3kg〜9kgの5つの乾燥容量があります。乾燥容量よりも乾かす衣類が多いと、衣類が乾ききらないことがあります。

乾かなければもう一度乾燥にかけると思いますが、衣類の乾きすぎも縮む原因の一つです。
乾きすぎないよう、乾燥機の容量を守って衣類を乾かしましょう。

また、乾燥容量を守ることは、機器を安全に長く使うためにも重要です。乾太くんの寿命を知りたい方は、以下の記事をチェックしてください。

乾太くんの寿命は何年？耐用年数や保証期間、長く使用するコツを紹介＞＞
 

デラックスタイプを選ぶ

乾太くんには、基本的な乾燥機能の「スタンダードタイプ」と、豊富な機能が搭載された「デラックスタイプ」の2タイプがあります。デラックスタイプには、熱量を抑えて乾燥させるデリケートコースがあるため、このタイプを選ぶのも一つの選択肢です。

ただし、熱風で乾燥させることに変わりはなく、素材によってはデリケートコースを使用しても縮む可能性はあります。

デラックスタイプについて詳しく知りたい方や、スタンダードタイプとの違いが気になる方は、以下の記事も合わせて参考にしてください。

「乾太くん（かんたくん）」スタンダードとデラックスの違いを徹底比較！＞＞

まとめ

乾太くんは、素材によっては縮んでしまうなどのリスクがありますが、それはドラム式衣類乾燥機にも同じことがいえます。

取扱説明書に記載された「縮みのおそれのある衣類」の表記と、衣類のタグの記載を十分に確認し、大切な衣類を損なうことのないよう、乾太くんを活用してください。

ドラム式衣類乾燥機よりも短時間で乾燥させられる乾太くんは、家事の時間短縮に大きく貢献してくれます。また、熱風を使って乾燥するため、シーツやタイルはふっくらと仕上がり、生活のなかでメリットを感じることも多いでしょう。

鈴与商事様では、乾太くんを最長2週間お試しいただけます。乾燥にかかる時間や仕上がりを我が家でも直接確認できるので、購入を検討している方はお気軽にご相談ください。  
乾太くんとドラム式衣類乾燥機との違いが気になる方は、こちらのページも併せてチェックしてみてください。